学校の勉強は役に立たないのか?2017年05月23日 14:57

確かに、平方根とか解の公式とかたぶん使いません。
因数分解もしません。
フレミングの法則も必要ないでしょう。

本当に実生活に直結していると言えば、小学校の加減乗除と漢字くらいなもの?

でも、そういうのは徒弟教育です。
目の前に必要な技術を教わるのも教育ですが、学校教育とは違います。

中学校までの義務教育って、学問の入り口というか準備部分の学びです。
まじめに履修できれば、一般社会人としての教養は十分あるといえます。

この基礎を元に、いろいろ物事を考えるきっかけにすれば良いのです。

だから、徒弟教育のような直に必要な知識ではないが、このあと子供たちが生き抜いていくための様々な下準備としては大いに役に立つ、といえると思います。

学校の勉強なんて役に立たない、と思うのは勝手ですが、それを子供に声高に言うのはどうかと思います。

ましてや、塾が「やくにたたない教育をやり続ける学校」なんて言ってはまずいでしょう。

どことは言いませんが、実際にあるようなので・・・


塾って、最近売れてる小説「みかづき」ではないですが、学校が太陽ならば塾は月だと思うのです。

基本はやはり学校。
学校があるから塾がある。
学校をどうとらえて、生徒にどう教育していくか?

教育の仕方は千差万別だし自由ですし、そこが塾の真骨頂なはずです。

月が太陽を否定してはまずいでしょう。

そもそも太陽がなければ、月も光りません。

学校の教育が役に立つのか立たないのか?
そんなことを考える前に

「学校で教わった知識をすべて取り去って、なお残るものが教育と言うものだ」

この言葉の意味をよくかみしめた方が良いと思うのです。

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