今日から2月2017年02月01日 13:48

今日から2月。

首都圏の中学入試は今日から始まり、私大の受験も本格化。
月末には都立高校入試が控えている。
いよいよ一年の集大成の時期である。



毎年書いているが、体力的にも精神的にもしんどいが、実はこの時期は好きである。


日脚も伸びてきて、そろそろ梅も咲く頃。



春を待つ気分になれる、そんな時期は悪くない。


そういえば、プロ野球は今日からキャンプイン。
球春到来でもある。


さて、明日は都立高校推薦入試の発表。
低落傾向にあるとはいえ、平均倍率が3倍を超え、厳しい入試。
そもそも、内申が一般で受けるよりも高くないと厳しい結果になる入試。

それでも、受けた以上は期待するのが人情。

まあ、毎年これにはほとんどノータッチ。
受けることを推奨も、止めもしてない。
生徒に任せてる

受かれば良いし、受からなければ本来の一般に集中するのみ。

さて、どうなることやら。

扱いが難しい、都立推薦入試2017年02月02日 14:16

今日は、都立推薦入試の発表日

うちの生徒も何人か受験
結果は、まあ予想の範疇。

期待を込めていた生徒は難しかった・・・


もともと都立推薦は、いわゆる勝手推薦。
誰でもどこにでも出してかまわない。
私立の推薦のように公表されている内申基準があるわけではない

しかし、内申の比率が50%程度なので、内申でかなりの部分が決まるのは事実

だから大概は、一般でも受験予定の学校に出願するのが通例。


で、合格の目安だが、模試業者などが出している内申基準、これがかなり正確な基準となる。
これより下回っても受かる場合があるが、やはり倍率から考えてもかなり厳しい。

しかし、下回っても合格する場合がある、と言うのがくせ者。


もしかしたら・・・ という思いは否定できない


内申を重視すると言うことは、本来一般で受験する生徒よりも、高めの内申の生徒がほしいと言うことである。
(ただし、内申がほぼ上限に張り付く、トップ高は別)

そこに人物を見ると言うことで、作文とか面接、集団討論などが(参考程度は言い過ぎ?)くっついていると言うのが実情。

でも実際にそういう試験が当日にあるのだから、少しくらい内申が足らなくても、当日のがんばりで何とかなるのでは?という幻想を持ちやすくなる。

そこのこの制度の難しさというか、扱いにくさがある

良い意味でも悪い意味でも、お役所仕事のにおいがする制度である。


私の立場としては、否定も推奨もしてない
ご家庭の判断に任せてる。
というか、基本ノータッチ。

個人的には、そこに当然準備も入るので、直前に脇目を振られるロスがもったいないとは思う。
また、当然受けた以上は期待するのが人情だし、もし落ちたときの精神的動揺と、そこからの回復にもまた時間のロス。

非常に悩ましい制度ではある。


中途半端に飴をぶら下げるなら、やらないでほしいなと言うのが本音。その分、一般枠を増やしてほしいし。

やはりつかみ所のない入試制度2017年02月03日 15:09

昨日は都立推薦入試の発表日

結果は、おおむね予想できたところと、予想外のところが入り交じった感じとなった。


模試業者は、推薦の内申基準というのを公表している

都立推薦は、内申基準が50%程度なので、判断材料としてはこれが一番大きい。

基準よりも低い数字でも確かに合格は出るが、確率から考えて、基準以上でないと難しい。


でも、昨日は基準を下回った生徒で合格が出た
倍率を考えても厳しく、期待度も薄かった。
一般に向けての準備という意味合いが強かったが、予想を超えた結果。


ますますこの制度が読めなくなってきた。


内申、作文もしくは小論文、面接、集団討論。
一般の学力入試でははかれない部分についてを判断材料としているのはわかる。

多様な生徒をとりたいというのはわかる

しかしあまりにも抽象的すぎる。

いかにもお役所仕事、と言うにおいがする。


あえて言うなら、特に中堅校以下の場合、一般では受けない内申の生徒をほしいんだろうなと言うのは想像できる
逆にトップレベルの場合、内申はほぼ上限に張り付くので、学力でははかれない、何か光るものを持っている生徒がほしいと考えているのかもしれない。


とにかく、基本的にやってみないとわからない。


また数年前から集団討論が増え、試験が2日になったため、手間が増えた。
手間の割には厳しい入試なので、最近は競争率が低落傾向にある。


もちろんある程度の対策はできるんだろうし、対策しているところもたくさんあると思う

しかしうちは基本ノータッチ。


ここを突き詰めることよりも、一般をどうするかの方が大事だと思っているから。


低落傾向にあることで、また予想以上に受かるぞ!という認識が出てきたとき、注目すべき制度になるのかもしれない

もう少し検討をしてみたい


いずれにせよ
合格した生徒、おめでとうございます

残念だった生徒、本番は一般です。気持ち切り替えてがんばってください。

不安は、勉強することでしか解消できないと思う2017年02月06日 19:44

都内の高校受験は、私立の単願も都立の推薦試験も終わり、周りにはポツポツ合格が決まった子が出てくる。

そういう様子を見ていると、早く自分も合格決めたいと焦ったり、自分は本当に合格できるのかと不安になったりもする。


でもこの不安は、どこまで行っても堂々巡り
キチンと結果が出るまでは解消されない。

いくら考えても悩んでも結論など出るわけがない

最後は時間にゆだねるしかない


結局、この不安の解消は勉強することでしか解決できない。


志望校の過去問を中心に勉強し、不安なところは教科書の見直しなど、しっかりとした復習。

過去問を解くときはもちろん、時間をキチンと計って。
制限時間以内で解けて、合格最低点がとれていれば、合格の可能性は高い。

とれていなければ、何を間違ったのか?その分析が必要

単なるケアレスミス?
よくわかっていないから?

前者は、大概同じようなところでやらかすことが多いだろうから、その傾向を分析して、ノートにまとめておく。
後者は、単なる学習不足だから、該当分野をキチンと見直す必要がある

単なるできたできないではなく、キチンと反省して対策する。


まだまだ最後の最後まで伸びます!
あきらめずにやること


なんだかんだ言ったって、一般で受ける子が一番多い。
周りに惑わされず、最後の最後まであきらめずに!

都立高校出願日2017年02月07日 19:23

今日は、都立高校一般受験の出願日。
いよいよだなあ、いよいよである。

さて、一番気になるのは倍率。

先月出た校長会の予備調査から、ある程度の傾向はつかめるが、最終的に数字として出てくるとまた違った感慨が起こるものだ。


うちの学区だと、雪谷の人気、田園調布はやや低迷。
(これは意外。学校のレベルとしては大体同じ。田高はアドバンスクラスや、分割後期募集など、積極的に仕掛けていたのだが、そろそろ制度疲労なのか?)

大崎の男子が人気。昨年に続いて人気になりそう。
ここは、雪谷や田園調布に届かない生徒の受け皿になりやすい位置なので、もともと本命に考えていた生徒にはやや厳しい状況になるかもしれません。

三田の男子は劇的に低下。これは男女別緩和の廃止の影響が予想以上に大きい。
ここは私の母校だが、前身が女子校と言うこともあり、もともと女子の方が優秀な傾向。
その影響で、男女別緩和制度の影響を一番被っていた。

それだけ、男女間の成績に差がなくなってきているのかもしれない。


あとは、工業科や商業科などの実業系が軒並み低倍率。
やはり大学指向なのかなあ。

こういう立場で言うのも変かもしれないが、あまり勉強が好きでないなら、こういう所で手に職つける方向も、決して悪いとは思えない。
実業系だからといって、今は大学進学がなくなるわけでもないし。

現にうちの生徒で、商業科→四大というルートは何人かいる。先生を目指すのもいるし。


夜には、初日の倍率が東京都教育委員会から発表される。
これはいつも予約投稿しているので、この記事がアップされる頃には出ているかもしれない。
そうしたらまた修正します。


いずれにせよ、倍率が何倍であろうと、受かる生徒は受かる。
キチンとやっていれば、倍率はあまり関係ない

最後まであきらめずに、直前まで伸びると信じてがんばってほしい。
この経験は貴重だよ。

都立高校の倍率 一日目2017年02月08日 19:21

昨日一日目の倍率が出た

近隣の高校の倍率
三田   男子2.01 女子2.20
雪谷   男子1.50 女子1.87
田園調布 男子2.07 女子1.90
大崎   男子1.72 女子1.26
大森   男子1.42 女子1.32
大田桜台 男女1.19
つばさ総合 男女1.30

完全に予想を外した(汗)のが、三田の男子と田園調布の男子
ともにまさかの2倍超え

予備調査とは大きく食い違った

田園調布は雪谷の高さを敬遠した層が移ったのか?
三田は、隔年現象が出たか?


いずれにせよ、厳しい入試であることに間違いはない。
私立の押さえをしっかり確保して挑むしかない


とはいえ、倍率は倍率

その学校に入れる実力があれば、そうそう影響はないはず。

倍率に必要以上に振り回されることもないし、

倍率にビビって悩むのは少しもったいない気もします。
もちろん来週には差し替えも可能なので、私立の結果を見て検討しても良いとは思いますが、必要以上に悩むのなら、目の前の計算を一題でも解き、単語を一個でも覚えた方が良い
時間がもったいない。

とにかく目先の数字に振り回されずに、やることをやり続けること

都立入試まであと 16日

3000件目2017年02月09日 20:02

今日気がついた。この日記が3000件目の書き込みらしい。

開設日数が4778日。始めたのが、2004年の1月12日から。
実は、独立前から書いてるんだよね。

満13年超でようやく到達した数字

コンスタントに書き続けてはいたが、更新頻度が落ちていた時期もあった。
ここ数ヶ月は、平日更新を心がけている。

とはいえ、何らかの形でずっと書き続けていたことは、我ながら少し誇らしく感じている

何よりも、読み続けてくださる人たちのおかげです。


塾ブログって、栄枯盛衰があって、始めた当初は本当にやっている人が多かった

その後、他に引っ越したり、いつの間にかなくなったりと、入れ替わりが激しかった時期もあった


また、FacebookやTwitterなどのSNSが流行ったりして、ブログの位置づけも弱くなった時期もあった。


今もどうなっているかわからないが、SNSは基本的に閉じた世界だし、そもそも一過性のメディア。


それに対してブログは、確かに相手からのアクセス待ちという、受け身だが、時系列で残せるメディア。


ブログはある程度長文も可能なので、なんとなく人柄も表せる。
営業ブログはたくさんあるけれど、個人の思いを(私の場合はダラダラと^^;)書き綴り続けているブログって、案外少ない。


メディアとしては、これが一番性に合っている気がする。


というわけで、これからもコツコツとやっていくつもり
お読みくださる方、本当にありがとうございます。


さて、明日から私立高校入試が本格化。
併願の場合は一応保険はかかっているとは言え、緊張するよねえ。

とにかく、思い切って自分を信じて頑張ってほしいと思う。
最後の最後まで諦めずに取り組んで!

個人的には校門前激励はいらないと思う2017年02月10日 19:11

今日から私立高校の入試解禁日

有名高校では、朝から塾の先生などが校門前で激励されていることだろう。


さて、ここからは個人的な意見。

私はこの手のことは一切してない。今までしたことない。
まあ個人レベルなので、手が回らないと言うのもあるが、そもそもあの雰囲気が苦手なのである。

ザワザワざわついているところで、見知った先生から一人一人激励の握手を受けて中に入る・・・
あの雰囲気、よく中学受験でもニュースになるが、個人的には正視できないのである。

冬の寒い朝。
できれば、静まりかえっている校舎の中に入っていく。

さあ、決戦!

その雰囲気の方が個人的には良いと思ってる。
お祭り騒ぎ(言い方悪いが)の中を通り抜けていくのは苦手。

ただでさえ緊張してるのに、さらに、いくら見知っているとはいえ、先生にまで気を遣いたくない。
わがままかもしれないが、それが本音。

やられている先生方は、純粋に励ましなんだと思う。

だからこそ私は、当日の朝は静かに見送りたい
そもそも私は生徒の親ではないので、見送り行為は前日に塾から出て行くときまで。

せいぜいやったとしても、星明子状態。
見えないところで無事に校門を通過したことを確認するまで。
まあ、やったことないけど。

最後は自分との戦い
だからこそ、自分のリズムで、余計な気を遣わずに決戦場に向かいたい、それが本音。

だから、そういうことは一切してない。

あくまでも個人的な意見でした。

平成29年2月10日(金) 松栄塾 記

立場によって視点が違う2017年02月14日 19:48

昨日はお休み失礼しました

まあ、体調大事だと言うことで・・・


さて、東京では私立高校の入試はだいたい終了。
今日と明日は、都立高校の願書差し替え

いよいよ24日が本番である。

さて、この入試について、保護者と私とでは視点が少し違うことに改めて気がついた


こちらの立場としては、どう合格させるか?が第一に頭にある

というか、ほぼそれしか考えていない

しかし保護者、特に母親は、試験の結果ももちろんだが、特に体調崩すことなく、無事に試験場に送り出せたという安堵感の方が、まず先に立つみたいなのである。

無事に試験を終えた保護者に会うと、大概そうおっしゃる。

寒い季節だし、余計そう思うのだろう。

これが親心なんだろう。


私も当然体調面は心配する。
しかし、その気持ちは親御さんにかなうわけがない。


やはり子供はその御家庭の子供なのである。
時にはうるさいこともあり、衝突することもあるだろう。


でも、一番にそのこのことを心配してくれるのは、保護者でしかない。


そういういろいろな人の協力で、生徒たちは安心して受験できるし、私もこういう仕事を続けて行かれる。
当たり前のことなのかもしれないが、あらためて受験前に感謝しておきたいこと。

姿勢と学力2017年02月17日 20:32

これって、関連性ありますよね
長時間でもびくともせずしっかり座って勉強できる生徒と、そうでない生徒

椅子をあまり引かずにやるとか、後ろに倒してみたりとか、顎付いて半分寝そべりながらやるとか・・・


結局これって、長時間できない元だから、当然成績にも影響する。

姿勢悪い方が、一見楽なようで案外疲れるもの。


勉強に対する心理的な影響もあるかもしれない

勉強はあまり好きではない、でもやらなければいけない

でも実際に向き合うと・・・

心は体に表れる


最初のうちは長時間やる必要はないが、まずは30分は良い姿勢を保つように頑張ってみる。
勉強の出来不出来を考える前に、まずは勉強する姿勢をチェックする

如実に出てますよ


塾によっては、姿勢を強制的によくするために、椅子代わりにバランスボールを導入しているところもある。
うちも部分的には導入しているが、広いスペースがないので現在は封印中。