休止期間中の出来事 その42017年05月05日 12:04

さらに昨日の続き

手術室まで徒歩で入室。
ここで、付き添ってくれた母とはお別れ。

中に入るとオペナースと交代。
しばし椅子に座らされ、担当の麻酔科医とオペナースの責任者による問診。
今回は皆女性。麻酔科医もオペナースも20代位の若い女性。責任者はもう少し上の人。

私の名前と、どんな手術をするのか簡単に話させられる。

一応左手には、リストバンドをつけてはいるが、患者の取り違えを防ぐためでしょうね。

問診後、いよいよ手術台の上に。
天井からのライト、周りにはいろいろな機械、ドラマでよく見る景色が。

手術台は予想以上に狭い。
普通のベッドの2/3位の幅。

まずはそこに寝かされ、横向きにさせられる。

その後エビのように体を曲げさせられる

これは、背骨を突き出すため。
特に私は脂肪が多いので、特に頑張って突き出してくださいと、前日の麻酔科医の問診の際に言われた。
脂肪が厚いと、麻酔の針を通すのが大変なので・・・と威かされた(^^;)

とはいえそこはプロ。
なんなく針を刺し、麻酔を注入。
注入されているときは、腰骨のあたりが圧迫されている感触がある。
その後、1~2分位経って、もう1本入れられた。

終わった後は、仰向けになり、腕は真横に。もちろん腕を支える台はある。
いわゆる大の字の姿勢。

この瞬間、改造人間手術を受ける仮面ライダーの気分になったのだが(笑)、すぐに麻酔が効いて意識が全くなくなる。
記憶が全くない。

ぼんやりと意識が戻ってきたのは、手術室から出てガラガラとベッドごと運ばれている状態。
「松本さ~ん 終わりましたよ~!!」と顔をたたかれているのはわかったのだが、体が動いていない。

そうこうしているうちに、いつもの4階の、今回はナースステーションすぐ横の処置室に、酸素マスクをつけて寝かされていた。
結果的に目が覚めたのはそこ。

全身麻酔なので、当然呼吸も止まり、人工呼吸器を入れられていたはず。
どのように執刀されていたかも不明。

手術室に入ったのは13時頃。出てきたのは17時頃。
とはいえ後から聞くと、麻酔が効くのに小一時間、覚めて動かせるようになるまでやはり同じ位の時間がかかるようで、実際の執刀時間は2時間位だったよう。

実際おなかをあけてみて、予想以上に胆石が大きかった(直径は1円玉より少し小さい位。ビー玉と同じ位)のと、癒着が進んでいたので、取り出すのには少し苦労したようでした。

まあとにかく、手術は無事成功したようですが、背中には傷口の痛みを抑える麻酔の管と、鼻からは胆汁を出す管、手首からは点滴、尿道にはカテーテルの管と、4つの管が刺さった状態で数日を過ごします。

当然手術当日は、体など満足に動かせません。
切った直接の痛みは、麻酔が効いているのでないのですが、鈍痛は続きます。
夜は数時間おきに、姿勢を変えに看護師さんが来てくれるのですが、あまり寝られないまま朝になります。

本当の苦しさは、実はそこからなのでした