宿題、とりあえず廃止しました2017年05月16日 11:28

うちの塾では、この春から宿題を出すのを原則廃止してます。

その理由はいくつかあるが、

結局は、やっつけ仕事

に成り下がっているから。

本来は、習ったことを繰り返して学習してもらうために出していた。
基本的には塾でやったレベルと大体同等。
要は、手助けなしでやれるレベル。

もしくは、暗記物。

前者は、塾が終わってからすぐにやるのが理想なのだが、そんなのまれで、大概は1週間経って、「今日塾だ!宿題なんだっけ?」になる可能性が高いこと。

後者は、暗記することが事実上安全パイになってしまっている状態。
覚えてきたレベルが、単なる眺めただけ。
事実上ほとんどやらず、当日になって、
「確認する時間ちょうだい!」といいつつ、そこで初めてやるパターン。

まあこれは、キチンと覚えると言うことはどういうことなのか? を指導しなかった自分の責任でもあるのだが。

という訳なので、現在はとりあえず廃止。


その代わりと言っては何ですが、時間を増やしました。
今まで一コマ2時間だったのを3時間に。
ただし、3時間連続ではなく、1時間半×2が基本単位。
主に英数の2科目で、週4日が基本。

もちろん、どうしても通う日数がとれない場合は、3時間コースでも良いとしたが、大半の生徒が1時間半コースを選ぶ。

時間を延ばすことで、家庭学習の分=宿題の分の演習を塾でやってしまいましょうということ。

まだまだ試行錯誤の段階(いずれは、こちらの塾のようなやり方を目標にしている)なので、やることの指示と、〇付けなどの確認は私が主として行うが、基本的に演習が中心になるので、1対〇人という個別形式ではなくなる。


でも、それを不満に思っている人はいないみたい。

ちなみに料金は据え置き。


まだまだ改良の余地はたくさんあるのだが、思った以上に集中して勉強している生徒達を見て、安心している。要はやり方とやることを与えれば、自分たちでできるんだよね。
あとは気がついたことを逐一こちらがチェックして行ければ。
(多分それが最大の課題だが、楽しみでもある)

今後は、段階的に、生徒の自主的活動として宿題を復活させようとは思っているが、現状、塾に来ればやることがあるということが、生徒達は安心感になっているよう。
この、週に何回も来てくれると言うことは、こちらとしても非常にやりやすい。この点はまた次項にでも。

ところで、やはり自分でやるようにならないと、本当の学力は身につきません。
塾に来て席に座って、池の鯉のようにパクパク口開けて待っていれば成績が上がるわけなどありません。
丁寧に教えてあげることだけがすべてではないのです。
要はその先。

うちの子は理解度が遅い? 
う~ん、多分思ったほどそうでないことは多いと思います。
子供って案外たくましいものです。
思い切って突き放してみることも大事かなと。

何でも与えられる環境がすべて良いわけではないので

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