自由な時間2016年11月29日 12:36

こういう立場でいうのも何だが、生徒達を見ていて日々感じていること。


思春期くらいになると、自分の世界を持つようになる。
家族という枠以外に、友達関係の中で自分の枠を持つ。
学校の友達、部活の友達、そのほか・・・

友人関係の中で、お互いを鏡のように反映しあい、少しずつ自分を知り、相手との距離をつかんでいく。
社会の中で活きるという自覚も芽生える。

しかしその友人関係は、基本的に時間がないと無理。
ある意味、ヒマな時間が必要。

しかし昨今、あふれるばかりの情報。
ついつい、子供にはこれをしてあげなければと、放課後や休日の、彼らのヒマな時間は埋まってしまう傾向にある。


親御さんの熱心な気持ちはよくわかる。
しかし過剰になりすぎると、ただ単にこなすだけになってしまう。

まだまだ精神的にも身体的にも成長過程。
大人と同じようには行かない。
うまくいかないことも多い。

みかねてついつい・・・

こういう状態はまだ良い。
問題なのは、良い子ほど、親の期待に応えようと頑張りすぎてしまうこと。
一見するとうまく回っているように見えるから、注意が必要。

注意深く見ていると、態度の端々に出てくる。ただ単にうまく言語化できないだけ。


子供達には自由な時間が必要。
一人で何かをするのもよし、友達と遊ぶのも大いによし。

そういうゆとりがあって、はじめてうまく育つのではないかなと思う。

やはり人間、特に子供は機械ではない。
適当に緩めることも大事。
緩める時期があるからこそ、集中的に何かをやる時期が活きてくる。

多少自己矛盾もはらんでいるが、うちに来ている生徒は基本的に塾でのびのびしてる。
遊んでいるわけではない。精神的な抑圧があまりないんだということを感じる。

そんな様子から日々感じていること。

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