家でやる、という言葉は話半分で2016年11月24日 12:20

テスト前の休日に塾を開けると、積極的に来る生徒と、全く来ない生徒がいる。

塾に来て勉強するからすべて良いというわけでもない。

自宅でしっかり勉強できる生徒もいる。

しかし、やはり積極的にしている生徒の方が、総じて成績は良くなりやすい傾向がある。

もちろん究極的には自宅でしっかり勉強できた方が良い。
でも、どうしても自宅だと誘惑が多い。また、スケジュールの管理は難しい。

自分で自分を律するのが難しかったら、場所を変えて自習をした方が良いと思う。

「家でやるから・・・」

という言葉は、平均的な成績しかとれない生徒は、話半分で聞いてる。
多分に逃げの要素も含んでいるから。


勉強ってね、ある程度プレッシャーの中でやらないと、なかなか伸びてこない。
自分の好きなときに好きな量だけやって、それで成績が上がるなら苦労しない。

基本的なことを頭に入れて、何度も問題集を繰り返して確認することで、ようやく下地がつくられる。そこではじめて、入試問題などの難しめの問題に入っていける。
その過程をなんとなくやったつもりで通過して、都合良くできるようになるわけがない。

できるようになるというのは、そのくらい大変なのです。
時間もかかる。

塾で自習している生徒を見てると、何時間も何時間も集中してやってる。

週に1~2回程度塾に来て、言われたことだけやってる「だけ」では、思ったように成績など上がりません。その後の部分が大事です。

当たり前のことですが、こういうことが普通にできる生徒とできない生徒が同じ評価を受けるわけないですね。

高校入試はほぼ全入なので、学力による振り分けみたいな側面が強いですが、その先は本当にくっきり分かれます。

後は本人がどう考えるか?
厳しいけど、それしか言えません。