中学生の間までに身につけて欲しいこと2014年04月01日 16:51

勉強面に関しては、少しくらい我慢する側面があったとしても、キチンと勉強と向き合って欲しいと言うこと。

適当にごまかすすべを身につけないで欲しいと言うこと。
目先の苦しさを安易に解決するすべを身につけないで欲しい、ということ

いったんごまかしを覚えてしまうと、人間は弱いので、いくら頭で悪いこととは思っていても繰り返してしまう。いつしか、それに慣れてしまう。

高校受験レベルなら、それでも乗り切れるかもしれない。

しかし、なあなあで進学したツケは、進学先で払うことになる。
それももっと大きくなって。

経験上からも、それはハッキリしている。



別に勉強を好きになれとまでは言わない。

しかし、自分の力で努力して、勉強から真っ正面に向き合う習慣だけは、必ず中学生のうちに身につけて欲しい。

高校生くらいになって、勉強嫌いを公言するのは、かなり恥ずかしいことだと自覚して欲しい

時間は作るもの2014年04月02日 15:31

たまに宿題やってこない生徒が、言い訳として、

「時間がなかった」

と言うことがある。


なぜ時間切れになるかというと、塾のある日の直前にやろうとするからである。
大人でもギリギリにならないとやらないことも多々あるので、えらそうなことは言えないが、原則として宿題は出された翌日くらいまでには片付けるものだ。


まあ、それはともかく、時間がない ことに対する対処法は一つしかない。


何かを削って、学習時間を増やす 


ことである。

時間は、老若男女関係なく、一日24時間である。
この絶対量は限られている

だとすると、何かをやろうとしたら、何かを削るしかない。

宿題をやる時間がない、というのなら、やる時間をどこかから削って作り出すしかない。


多分に時間がないは、当人の勉強に対する意識の差の現れでもある。

とはいえ、大半の子は、別に忘れたくて忘れているわけではない。
ただ、面倒なことを先送りにしているだけである。たいした意図があってやっているわけではない。人間の行動すべてに、何か意図があるわけではないし。

だからこそ、叱責もするが認めてやらなければ、という気持ちも生じる。


時間は作り出すもの。

時間がないというのなら、何を優先して、何を優先すべきではないか、少しずつ考えるべきでしょうね(^_^;)

ひまがない2014年04月03日 18:58

時間がない と同じような意味で、「(宿題する)ひまがない」というバージョンもある。

これって、聞き方によっては、私は勉強することよりも優先すべきことがあります という意味にもとれてしまう。

確かに、学校行事で忙しかったり、部活の試合前で練習が多かったり、ということはあるかもしれない。
(まあ、私は宿題をこなすよりも、自分の勉強に忙しかったです、というパターンはないな)

でも、学生である以上、勉強以上に優先されるものは、本来ないはずである。

厳しい言い方かもしれないが、本人にその意志があるかないかはともかく、その人が勉強することを日頃どうとらえているのか? それが白日の下にさらされてしまう言葉とも言える。


言葉使いというのは、その人の考えていることを、無意識にさらしてしまうことがある。要注意だなと。

決められない2014年04月04日 13:56

迷うというのは、選択肢がどれも実現可能だが、両立が出来ない状態。

つまり一つを選ぶと、他のは捨てなければならない状態。

その捨てるという思い切りが出来ないから迷う。


迷っている間は、結論が先送り。
言い方悪いかもしれないが、実は先送りという選択をしているに過ぎない。


決められないというのは、実は意外とリスクが高い。
決断できない人には、案外これがわかっていない。
そもそも迷うというのは、現状を変えたいから迷うわけだ。
しかし、何も進まないと言うことは、何も変わらない。かえって現状を悪化させる可能性もある。

まずは結論を出して先に進めないと、結果がわからない。
結果が出れば、またそこで考えてさらに進めば良いのだが、迷って先送りだと、時間ばかりが過ぎるだけ。
決めた方向に力を集中して事を進めていかないと、結果としてうまく行かなくなる事は多々ある。

最悪なのは、両面作戦。分散効果で思った以上に力は出なくなる。
下手するとマイナス。

自分だけの問題ならそれでも良いが、相手がいる場合、判断の遅さは致命傷になる場合もある。
時間だけは取り戻すことが出来ないから。

迷ったら、とりあえずどれかにハッキリ決めて動き出す。
結果の善し悪しなど、よほどのことがない限り、そのときではわからない。
動き出せたら、案外結果など変わることは多い。


余談だが、私の場合迷っている人に対しては、求められたらアドバイスするが、基本的には静観。
いちいちつきあってられない、と言うこともあるし、決めるのは本人でしかないし、納得しないと無理だろうから。

結果的に安くつく2014年04月05日 20:51

先日、生徒のお母さんから鉛筆をいただいた。

私が鉛筆好きだと言うことを知っていてのことらしい。ありがたい。


いただいた鉛筆は、三菱ハイユニ。国産鉛筆の最高級だ。
だいたい1本で150円くらいはするはず。

鉛筆好きとしてはあこがれである。


自分で買うときは、ついつい普及版の9800シリーズ(1本50円程度)にすることが多い。
ちょっとがんばって、ハイユニの下のユニ(1本100円程度)まで。

普及版でも、十分な書き味と品質なのだが、ハイユニはそれを凌駕する書き味。

なにせ、実になめらか。紙に引っかかる感じが全くない。
それでいて、芯が適度に硬いので、摩耗が少ない。削る回数も少なくてすむ。鉛筆が減りにくい。さらに軸の木も、適度な堅さで、長く持っていても疲れにくい。まさしく最高級。

結果的に、少しくらい高くても良いものを使った方が安くつく、を実感している。(いただき物のくせに(笑))

ついつい安さに負けてしまいそうなときはあるが、集中して作業するために、ある程度筆記具は良いものを使いたい、改めてそう思う。

筆記具は、良いものを使う2014年04月06日 22:59

昨日の続きでもあるが、やはり勉強するときには、良い筆記具を使った方が良いと思う。

ハイユニは1本150円程度。100均で一ダースが変えてしまうことを考えると高いように思えるが、正直言って、買った経験からも100均のはおすすめしない。
芯が引っかかるし、途中で折れているのもある。書いていてイライラすることもしばしば。

良いものは良いのである。絶対的に出せない値段では決してない。
品質の良いものに接するのは、大事なことかもしれない。

ただ、さすがに子供用にそこまでは・・・ と考えるならば、同じ三菱のナノダイヤ鉛筆はどうでしょう。これだと1本60円ほどかな。

ちなみにシャープペンシルでも、その芯は特に大事。
こちらも、ナノダイヤシリーズはいいかも。

平成26年度がスタート2014年04月07日 14:50

近隣の学校は、今日が始業式。明日あたりが入学式のところが多いようだ。

平成26年度が本格的にスタートした。


こちらは、あまり大きくペースを変えることなく、淡々と進めるのみ。

教えること自体が難しいのではなく・・・2014年04月08日 22:23

いつも思うことだが、問題の解き方など、教えるのはそんなに難しいことではない。
教え方の技術とか、教材などの工夫は、こちらができることだから。

それよりも大変なのは、それをどう本人に定着させるか?である。

本人の性格、能力、その日の体調気分によって、定着度合いは全く異なる。
言っていることとやっていることが違うのは珍しくもない。
(一種のやるやる詐欺?(笑))


だから、相手の様子を見ながら、出すカードを次々と変えていく。

基本は、徹底的に向き合うことだ。


しかし簡単なようでいて、実に奥深い
こちらも人間なので、どうしてもやりやすい相手とそうでないのが出来る。

でも、それを態度に出してはいけない
えこひいきなど、最も忌むべき事だ。

基本的に、彼らは勉強しようと思ってきている。
だから、わざわざ学校が終わってからも来るのだ。

でも、いざとなると・・・


そこをまず認めてやることだ

これが、技術力先行だと気がつかないことが多い。
講師自身、葛藤の経験が少ない。
だから、出来ない子の気持ちはわかりにくい。

正論が暴論になる事の意味などわからないだろう。

(学生講師は否定しないが、彼らの研修・管理はとても大事である。それがうまく回っているか否かが、そこの成否に関わる)

人と接するものとして、人間の業の肯定は大事である。


その上でどうする?

を常に投げかける。
長期戦でもある。


片手間でできるレベルなどとうてい超えている。




私も最初はずいぶん悩んだが、最近は、「おや? 今日はこうきましたね♪ では、こうしてみましょうかね♪」と気楽に構えられるようにはなった。

生徒にはずいぶん鍛えさせていただきました。ありがたいことです。






とにかく一番問題なのは、わからない、考えたくない、と閉店してしまうこと。
大概そのときの感情でそうなるのだが、放っておくと学力の格差につながってくるので、看過できない。


彼らの本能との戦いである

子どもに自制は効くのか?2014年04月09日 23:28

スマホやゲームなど、子どもたちを夢中にさせる機械。

肝心な勉強に差し障りのないように、子どもたちが自制して使うことが出来るのか?


性善説、性悪説の問題にもなってしまうが、あくまでも確率論で考えると、


 無理


という結論だと思っている。


画像、映像ものは刺激が強い。
直接脳に訴える。

この誘惑を断ち切って勉強に向かうのは、かなり困難と言える。


だからこそ、親子で約束をすべきである。
最低限、夜間使用の制限はすべきである。

親が使い方に関わるのは、親が子どもに買い与えたという思いを、子に持たせ続けるためでもある。

料金は自分が払っているわけではないのに、まるで自分の専有物であるような錯覚を持たせないためにも、適度な関与は必要である。

宿題やったけど、ノート忘れました2014年04月10日 13:13

宿題をチェックできなかったときの言い訳で、たまに聞く台詞

子ども自身は、本当にその通りだと言うことが大半なので、あまり問題視しません。
日頃の関係で、嘘ついているかどうかはわかるので。

不思議なもので、性善説で通すと、こうやって小手先でごまかそうという事はなくなります。
だからといって、堂々とやってこない というのもどうかと思うけど^^;


で、昨日のあの会見。

あるんです! 200回成功してます!でも証拠は(出せません)・・・
他にも出来た人はいます。でも個人名は(出せません)・・・



宿題はやりましたが、持ってくるの忘れました!

と構造が同じと思ってしまう。



個人的にはあってほしいと思うけど、現段階では、もう一度第三者がきちんと証明しない限り、いったんはご破算でしょう。

残念な話ですね。