そこが分かれ目2014年05月01日 15:56

勉強していて、ついつい分からなくって、めんどくさい と思うことは多々ある。

実は、そこからが大きな分かれ目になる。


何とか調べたり、人に聞いたりしながら、自分なりに解決していこうとするのが、
正しい勉強。


しかしこれを、適当にうっちゃったりすると、そのツケがどんどん後ろに回ってくる。



だから、これをじっとこらえさせて、正しい方向に持って行くのが、中学生くらいまでの指導には重要なこととなる。

間違ったこと、分からないことは悪いことではない
粛々と治していけば良いだけなのだが、たまにプライドが強い子だと、自分を否定された気分になってしまうのもいる。

そういうのも指導のうちだ。


一番問題なのは、やっているつもりになっていること。
本当はできていないのに、小手先でごまかすことを覚えてしまっている場合

一種のヤルヤル詐欺^^;

そういう、勉強に対する半身の姿勢は、定期テストレベルは通用するけど、入試では全く通用しない。

高校入試をなあなあで行くと、その後もなあなあになる可能性は高い。

だからこそ、ぐっと我慢させることが大事となる


教育は、子供を大人にさせる活動なのだから

宿題が多いから良いわけではない2014年05月02日 13:34

明日から後半4連休。

最近の学校の傾向として、こうやってまとまって休みが続くと、週末課題などと称した、少し多めの宿題が出される傾向が強くなってきた。

要は、家庭学習まで面倒見ますよ というアピール


とはいえ、すでにもらっているワークを何ページかやるだけがほとんどだが。

でも、それは結構量が多い


そしてこのワーク、お世辞にもあまり出来が良いとは言えない。解説も貧弱。
ある程度の学力がないと、自力でやるのは結構難しい。

となると、理解できない場合どうするのか?

大概、セルフ丸付けがセットになってますので・・・

はい、お察しの通りです!



程度はあるが、理解せずに丸写しの可能性は否定できません。


量が多くなればなるほど、この傾向は強くなりますな。


宿題というのは、基本的に量が多いから力がつくわけではない。

ある程度のメリハリがいる。


量をこなして身につけるものと、そうでないものを指導の際に明確に分ける、

これが指導者の役割だと思うが、実際はテキスト配って丸投げ。
やらないと内申に響く、ということになるので、一応やるけど、真の学力には結びつかない。


何度も言うが、宿題を出す意図 これが感じられないものは、どれだけやらせても効果は薄い。
残念ながら、そういう宿題を見ることは本当に少ない。

姿勢と意欲は比例2014年05月03日 11:27

至極当たり前のことだが、机に向かう姿勢は、その子の学習意欲を反映する。

イスを引かずに、イスにもたれかかるようにする子、斜めに座っている子、足を組んでいる子・・・

すべて指導の対象である。

こういう子で、成績が良い子は見たことない。


勉強から半分逃げているのである。
イヤなことを避けようとしているのである。

ある意味、幼い。


ヤル気、意欲というのは、形が整うことで起こることが多い。

わき起こるのを待っていても難しい。

人間は、形から入るのである。


姿勢は正しく。


余談だが、字が汚すぎるのも同じ。
さっさと済ませようという気持ちが先行するから汚くなるのだ

せっかく浪人という選択をしたならば2014年05月04日 09:55

5月に入った。
新しい生活が始まって1ヶ月以上。

浪人生という選択をした人も、予備校に通っているなら、そろそろリズムにも慣れたろう。

しかし世間はゴールデンウィーク。
なんとなく、浮かれている。


だからといって、それにあわせていると、来年の春、確実に同じ気持ちを味わうことになろう。


浪人生は、現役生と比べて今の段階ではアドバンテージを持っている。

夏くらいまでは、思いっきりその差を広げておいた方が良い。
つまり夏までは全力投球。

秋以降は、現役生もぐんぐん追い上げてくる。
浪人生がプレッシャーを感じやすくなる。


だからこそ、今はがむしゃらにやるべきなのだ。


まだまだ1年あると思っているのは大いに甘い。
センター試験までは8ヶ月ほどしかないのだ。つまり一年の三分の一はもう過ぎているのだ。


せっかく浪人生という選択をしたのならば、この一年はがむしゃらにがんばらなければ損だと思う。

とはいえ、どうしても流されてしまいがちなのが人間。


だからこそ、どうすれば集中して勉強できるのか? その方法を考えた方が良い。



スマホでくだらない時間をつぶしたら、確実に来年も同じ轍を踏む。

それぞれの年代の生き方2014年05月05日 20:09

少年期の生き方
青年期の生き方
中年期の生き方
高齢期の生き方

それぞれの生き方があって当然。

体力だけは、年齢とともに確実に下がっていくのだから。
それを補うのが、知識と経験。


若いときは、体力と行動力がある。
財力はなくても、それを補うだけのものである。
体力を生かして行動していけば良い。

バックパッカーなんて、若いうちの特権でもある。

私は海外ではなく国内だったが、周遊券(もう死語だな)や青春18きっぷなどを駆使して、夜行列車を乗り継いで、ときにはユースホステルなども使いながら、日本全国を回った。
新幹線など、贅沢の極みだった(笑)

行ったことない都道府県はない。たぶんすべての県で宿泊もしてる。
そうやって、全国の鉄道を乗り歩いていた。
完乗ではないが、おおむね全部^^;


しかし年齢を重ねると、体力だけでは押し切れなくなる。
今それをやったとして、たぶんやれたとしても、そのあと数日使い物にならないのは必定(-_-;)・・・


だからこそ、生き方が違ってくる。

要は年相応。



若いうちは、限られた予算の中でやりくりする苦労を覚えた方が良い。

若いうちに贅沢を覚えると、ほんと苦労すると思う。


そもそも、先日破産したと言われている、ネットビジネスのあの人(知らなくて良いです)の
「一見」贅沢そうな様子は、ハッキリ言って下品である。

贅沢など、お金の価値がわかるようになってからすれば良い、と思う。


とにかく、若いうちはお金がなくて当たり前。
それを補ってあまりあるだけの、体力と行動力があるのだ。

年齢相応にやるのが一番無理がない。

改めてこの年齢になって思う。



こどもの日の雑感でした

定期テスト対策としての、国語の学習法の一例2014年05月06日 10:07

国語の学習の柱は、大きく分けて3つ

漢字
読解
文法

国語が苦手と思う子がまず取り組むべきは、漢字。

学校のテスト範囲に合わせて、教科書の新出漢字を練習
これだけで20点くらいは取れる。

そして最大の問題は読解。

読解問題の基本は、本文の中から答えを探し出すこと。
決して、読み手の感想を聞いているのではない(そういうのもあるけど)ということ。

だから、きちんと内容を理解することが大事


そのためにはまず、教科書の音読。

音読がスラスラ出来るようになると、おおむね内容はわかってくるものだ。

たぶん国語が苦手な子は、これが苦手。


解法のコツなどは、その次の問題。

音読がある程度出来るようになったら、その段階で市販の教科書ガイドとワークを用意。
あとは学校の復習として、ガイドを見ながら、先生が大事だというところをしっかり確認する。
課題文の大事なところをしっかり復習する。
たぶん、こう言うところがテストに出やすいから。
そしてワークで練習。

この繰り返しで、問題文のツボというか、着眼点が見えてくる。
後々受験勉強でも役に立つ。


あとは文法。
これはあまり比重が高くないので、テスト範囲にでもならない限りは、特に日々の勉強はいらないと思う。
国文法の参考書を用意して、調べながらやっておけば良いと思う


とにもかくにも、しっかりと音読できること。
長文を読み慣れること。

即効性はないが、やはり日頃から読書習慣があるというのは、国語力の下敷きにはなる。

まもなく中間テスト2014年05月14日 16:05

連休が終わって1週間が経ち、まもなく中間テスト。
ただし、私立生と、高校生という条件がつく。

いつの間にか、公立中学生は1学期のテストは、6月末の1回だけとなってしまった。

そもそも、中間期末という名称ですらない。

第〇回定期テストとなっていて、年間で4回しかない。
特に中3は、実質3回で内申がついてしまう。

2月末から来月末のテストまで4ヶ月ほど間があるので、範囲も広くなる。
そのくせ、2学期は9月と11月と短くなり、極端である。

やはり、基本的にテストがあるから勉強する、という側面は否めない。


しっかり勉強させるという目的と、ある程度計画的に学習を進めるためにも、年間5回は維持して欲しい。

運動会は、秋晴れの下でやるのがいいなと2014年05月16日 12:35

今週来週あたりが、近隣の学校は運動会が多い模様。

いつも思うのだが、やはり運動会は秋が良いと思う。

気候的には、今の時期でも良いが、この時期の運動会は、新入生がかわいそう。
入学後、まだ一月くらいの段階。
ようやく落ち着いて授業ができるようになるこの時期に、運動会の練習でまたまた授業が後回し。

年間の行事予定の都合は分かるが、風物詩として考えると、情緒がない。
たまに6月の学校もあるが、こうなると梅雨時に当たり、順延順延となる可能性も高くなる。現にそういう学校を見聞きしたことがある。


やはり、秋晴れの下でやるのが運動会らしいと、昭和の人間は思うわけです。

他人を欺くと、結果的に自分も欺く2014年05月20日 11:48

定期テストである。

勉強としっかり向き合わなければならない時期である。


ここで、やってるつもりになっている子は要注意である。

単に周りからの叱責を交わすために、うまくその場を取り繕ったとしても、それはすべて自分に跳ね返る。

他人を欺いていると、いつしかそれは、自分を欺くことになる。


やってるつもりになる理由はいくつもある。

単なる怠惰もあるが、以外と自分のプライドを崩せないと言うのが大きい。


「無知の知」

自分が無知であることを謙虚に理解することから、学習は始まる。

わかっているんだ、やれば出来るんだ、と言う過度な思い込みは障害となる。


ちっぽけな全能感を否定されるのが、学習である。
それが大人になると言うことでもある。

教育を通じて子どもは大人になる、と言う理由はここにある。


勉強とどう向き合うか?
この姿勢は、学校卒業後も大きく影響してくる。


だからこそ、ときには厳しく見なければならないときもある
もちろん、彼らの葛藤を考慮した上で。


少なくとも、ヤルヤル詐欺になってはいけない。

アンバランスなとき2014年05月21日 11:53

いわゆる反抗期は、肉体と精神のアンバランス期である。

特に男子はだいたい小6から中1くらいから、ドンドン肉体は大人に近づいていく。
しかし精神面での成長は、それから数年は遅い。

肉体と精神のバランスがとれてくるのが17~18歳くらい。

この間のアンバランスが、反抗期の特徴でもある。


だから、当人も何をしているかわからないことをしでかし、周りの大人は当惑することも多い。

ただいずれにせよ、あまり目先のことに一喜一憂せずに、まあ、こう言うこともある、とおおらかに構えておいた方が吉。

本人に問いただしても、たぶんよくわかってないんだから。


ここで一番まずいのが、目先にこだわり、あれこれ口出ししていじろうとすること。
親が過干渉で良い結果を招くことはあまりない。

それは、本人のためと言うよりは、親のため、という意図が子どもに見透かされるから。
どんな結果になろうとも、グッと我慢して見守る、と言う姿勢がないと、子どもは本当の意味で成長しない。

指揮官が右往左往していたら、その軍隊は力を発揮できないのと一緒。


子どもは親という要石(かなめいし)を中心に育つ。
要がぶれたら、子どもはもっとぶれる。