文武両道 その12014年04月22日 15:25

文武両道

昔から、学生の理想型です。標榜している学校も多いです。
しかしそのほとんどは、「どうすれば両立できるのか?」その具体策を生徒に教えていません。

これはたぶんに、言う側も実際にはどうすれば達成できるかよくわかってない証拠でしょう。せいぜい、時間を効率よく使え、ぐらいしかないですね。

ただたまに、これでも成し遂げる人がいるから、学校もそれで良いんだと思っている節があります。

しかし大半の子は、アドバイスのようでいてアドバイスになっていないのが現実です。結局、部活に時間を取られ、残った時間で大量の宿題をこなすだけで終わるのが現実。中途半端なのが大半でしょう。

これでは、学校の定期テストレベルならまだ何とかなっても、いざ入試の時には通用しないことが多いです。

入試は競争です。詳しい説明は省きますが、競争は力関係が二乗比で現れます。仮に英語が50点の人と60点の人がいたとします。この場合、60点は50点の1.2倍ですが、力関係は二乗比の1.44倍と考えます。たった10点の差ですが、おおむね力の差は1.5倍くらいあると考えても良いのです。

これを打破するには、勉強の絶対量を増やすしかありません。この場合勉強時間を増やすことで解決するとします。
1.5倍の実力差を跳ね返すための勉強時間は、逆もまた真なり、1.5の平方根の1.22倍ほど余分に確保すれば良いのです。相手が2時間やっていたら、30分程度余計にやれば良い。

10の力を全部投入すれば二乗倍で、100の力になるのですが、部活などで7の力しか投入できないとなると、49となり、なんと約半分しかなくなります。

自分が劣勢に立っていると思うならば、力を集中して投入しなければ、逆転はありません。時間を効率よく使うよりも何よりも、時間の絶対量を確保するしかありません。

しかし1日は24時間しかありません。睡眠と食事などの生活時間を除くとだいたい14時間ほど。学校の時間を引いたら、後は部活とのトレードオフ。

さてどうするか?
少し長くなるので、次回