教えること自体が難しいのではなく・・・2014年04月08日 22:23

いつも思うことだが、問題の解き方など、教えるのはそんなに難しいことではない。
教え方の技術とか、教材などの工夫は、こちらができることだから。

それよりも大変なのは、それをどう本人に定着させるか?である。

本人の性格、能力、その日の体調気分によって、定着度合いは全く異なる。
言っていることとやっていることが違うのは珍しくもない。
(一種のやるやる詐欺?(笑))


だから、相手の様子を見ながら、出すカードを次々と変えていく。

基本は、徹底的に向き合うことだ。


しかし簡単なようでいて、実に奥深い
こちらも人間なので、どうしてもやりやすい相手とそうでないのが出来る。

でも、それを態度に出してはいけない
えこひいきなど、最も忌むべき事だ。

基本的に、彼らは勉強しようと思ってきている。
だから、わざわざ学校が終わってからも来るのだ。

でも、いざとなると・・・


そこをまず認めてやることだ

これが、技術力先行だと気がつかないことが多い。
講師自身、葛藤の経験が少ない。
だから、出来ない子の気持ちはわかりにくい。

正論が暴論になる事の意味などわからないだろう。

(学生講師は否定しないが、彼らの研修・管理はとても大事である。それがうまく回っているか否かが、そこの成否に関わる)

人と接するものとして、人間の業の肯定は大事である。


その上でどうする?

を常に投げかける。
長期戦でもある。


片手間でできるレベルなどとうてい超えている。




私も最初はずいぶん悩んだが、最近は、「おや? 今日はこうきましたね♪ では、こうしてみましょうかね♪」と気楽に構えられるようにはなった。

生徒にはずいぶん鍛えさせていただきました。ありがたいことです。






とにかく一番問題なのは、わからない、考えたくない、と閉店してしまうこと。
大概そのときの感情でそうなるのだが、放っておくと学力の格差につながってくるので、看過できない。


彼らの本能との戦いである