温度差が大きい2015年10月08日 11:48

気温の日較差ではありません。

高校生と一部の私立を除き、中間テストが終わり、結果が返ってきてます。

まあ、だいたい予想通りの成績です。
有り体に言えば、日頃の学習態度が正直に反映されてます。


特にこの学習態度が大きく出るのが、学校の課題。
1週間前には終わらせることを目標にさせてますが、忠実に守る子もいる反面、実際には前日までかなり白紙状態という子もいます。白紙に近い子は、やってあるページも雑です。一目見れば、一生懸命やっているか否かはハッキリわかるレベルです。

確かに、学校の課題は個々の学力を考慮してません。
難しい問題も含みます。

しかしそれでも課題は課題。

できる範囲で努力して出す、というのが本来の姿です。
その上で、わからないところは質問なり調べたりなどして解決。
どうしてもできないところは、まあ空欄でも良いでしょう。
中途半端に解答を丸写ししても意味がありません。
体裁だけ整えても見る人が見ればすぐわかりますので。

しかしそれすらできない。やらない?

その気持ちはわかりますが、やるしかないというのが実情。
中学生くらいで、ある程度の自律性を培っておかないと、たぶんそのままの態度が固定化されます。


学習態度は中学生くらいである程度固まります。
いろいろな生徒を見ていて確信してます。


今ある学力ごとに振り分けられるのが高校受験の本質ですから、えり好みをしなければ、よほどのことがない限り進学に困ることはないでしょう。
しかし、高校行っても同じようなことを続けるのです。卒業はできるでしょうが、その先はどうなのでしょうか?

周りの大人がいろいろ言ってくれるのは、高校生くらいまでです。
いきなりポンと放り出されて困るのは自分です。
自己責任と言ってしまえばそれまでですが、あまりにも残酷ですから、私はそんなこと言えません。
しかし、最後は本人がやろうとしない限りはどうしようもない。


確かに、中学生くらいの勉強だと大してやらずにできてしまう子はいます。
しかしそれは例外。
大概は、まじめな態度で取り組んでいるからできています。

態度と成績はだいたい比例します。
さっと宿題を終わらせる子
ギリギリまで残す子

同じ成績を取るわけがないですな。


中学生あたりはまだまだ未熟。
時には本能レベルでの戦いを余儀なくされることもしばしば。

画一的な教育方法ではどうにもならないこともしばしば。

そのさじ加減が大事でもあるし、醍醐味でもあります。


ここ数年でようやくその呼吸がつかめるようになってきましたが、まだまだ修行が足らない。
そう思います。

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