休止期間中の出来事 番外編2017年05月09日 11:05

入院中に気がついた事 雑記

1)病院は女性の多い職場。
ハッキリ言って、医師以外は女性が主力。
事務方はほぼ女性だし、看護師も私が見たのは2人だけ男性で、後はすべて女性。
そのほか、入院棟では、食事を運んでくれたり、シーツを変えてくれたり、掃除をしてくれたりするのはほぼ女性。
若い人もベテラン組も入り交じってる。

肝心な医師だって、今回私に関わってくれたうちの1/3は女性。女医さんも珍しくない時代。

まあ、考えてみれば当たり前かもしれない。

入院生活って、診察や検査、治療の行為を除けば、すべて生活。
食事、排泄、衛生管理など生活行為。
生活の舞台が病院と言うだけ。

やはり生活の細々とした面倒を見るとなると、これはどう考えても男性より女性の方が向いている。
特に入院患者は体を動かすのが大変なパターンが多いから余計。

まあ、女性が多くなるのは当たり前
女性の方が、細かいところに気がつきやすいし。

そんな人たちが、私が夜中グースカ寝てる間にも定期的に様子を見に来てくれる。

偉大です。
頭下がります。


2)公的保険の偉大さ

改めて健康保険の偉大さを知りました

健康なときは、高いなあ~ とか思いながら納付してましたが、いざ自分がかかると、実にありがたい制度。
3割負担ですむのはもちろんだけど、それ以上に、高額療養費制度がありがたい。

これ、本人の年収によって異なるが、月額の医療費に上限があるという制度。

保険診療の範囲内ならば、食事代(これも1/3くらい補助が出てる)と差額ベッド代等(私はありませんでした)以外は上限があり、まあ無理なく払える範囲で収まる。

とくに私の場合、月をまたがなかったので、この恩恵をマックス受けられた。


毎回払うのは大変だけど、お互い様だと思って払う事は大事だなって思います。
ハッキリ言って、健康保険が最強の医療保険でしょうね。
私の場合自営業なので、全額所得控除にもなりますし。

日本人でほんと良かったなと改めて感じた次第です。

3)日本の医師の優秀さ
これは考え方が分かれるかもしれません。確かに緊急の処置以外は、検査検査でなかなか話は進みませんが、いったん方針が決まると後は早いです。そして間違いもほとんどない。

専門家を信頼して、任せてしまう方が結果的に楽だなと。

もちろん、治療方針を聞く権利はありますし、納得いかなければセカンドオピニオンもある。
それは患者の自由です。でも、正直言って私はそこまでできないだろうなと。

見てもらった医師がご縁だと、任せちゃいますね。





しかし今年は桜を楽しめませんでした。
満開の頃体調崩して入院で、出た頃にはもうツツジの季節ですから。

まあ、桜は来年以降の楽しみとして。

というわけで、このシリーズ終了です!

休止期間中の出来事 その6 (終)2017年05月08日 10:59

術後4日目。
処置室を出て、当初の部屋に戻る。
そしてその日、背中に刺してあった麻酔の管と、おなかの膿を出す管、点滴の管と尿道の管が外される。

残りは、鼻に通ってる胆汁を外に出す管だけとなる。

一気に身軽になる。

で、翌日の5日目。
CT検査のため検査室に。

そこで体内を調べられ、胆管内に胆石が残っていないことを確認。
ここで晴れて、すべての管が抜ける。

看護師さんに身軽になったねと言われる。

またシャワーを使うことを許可され、約1週間ぶりにシャワーを浴びる。
頭が洗えるのがうれしい。

ところで、1週間洗髪しないとどうなると思います?

病院内なので、汗もかかないのでそんなに汚れませんが、やはりシャンプーしてもすぐには泡立ちません。2回位洗って、ようやくいつもの泡立ち。

それより何より、毛が抜ける抜ける。

この抜け毛の量に驚きました。

この頃になると体を起こすのも楽になり、まだ長時間は無理だが、院内をうろうろできるようになる。

時々は食堂というか談話室に行って、テレビをぼーっと眺めていたりもしていた。

6日目、7日目はこうして過ぎていく。

そしてとうとう退院の許可がでる。

術後7日目の夕方。
先生の回診の際、傷口を見て判断。

翌朝もう一度血液検査をして、特に問題なければ週明け退院可能である!と。


もううれしかったですねえ。
ようやく出られるめどが立つ。

子供と同じで、ゴールが見えると俄然ヤル気になります。
現金なもので、もう片付けを始めている自分がいます(^^;)

そして術後8日目の朝、6時頃採血。血液検査。
そのまま8時頃の朝の回診時に、明後日の退院が正式決定!!

もうこのまますぐ出たいんですが^^;

しかし不思議なもので、体調が楽になってきたのが術後8.9日目。
普通に動けるようになってきました。
医者の見立てというのはたいしたもの。

結果、術後10日目の4/24午前中に無事に退院。

久しぶりの外の空気は、なんとも言えないものがありました。

早速、近所の中華屋でチャーハンとラーメン。
やはり外の食べ物はおいしいです!

この病気極端に脂っこいものを大量に食べなければ、特に食べ物に制限はありません。
ただし胆のうをとってしまったため、下痢をしやすくなるとは言われてましたが、今まで退院後1週間経ちますが1回しか下痢してません。
まあ、油ものはあまり食べてないのはありますが。

連休明けに1回外来で行く予定ですが、多分それで今回の処置は終わるでしょう。

おかげさまで、5/1より仕事を再開しました。

傷口は肉が盛り上がってきて、まだ姿勢によっては痛くなりますが、重い荷物を持ったりしない限り日常生活にはさほど問題はありません。
ただし以前のようにまだスタスタ歩けませんし、疲れやすいことは事実ですが、まあ時間が解決してくれることでしょう。

われながら、人体の回復力ってすごいなと。
生きているんだという実感がありますね。


今回の病気は自分の不摂生から。
さらには適切に処置していなかったから、予想以上に重くなり、結果生徒や保護者にご迷惑をかけてしまいました。
これは、大きな反省ですね。
でも、何一つ文句言わずに待っていてくれたことは本当にうれしいです。

今週は試運転で、来週から本格始動です。

というわけで、本題はこれで終了。
次回、雑記というか、気がついたことをいくつか。

ありがとうございました。

休止期間中の出来事 その52017年05月07日 11:19

さて、手術が終わり、ナースステーションすぐ横の処置室へ移される。

切り口の直接の痛みはないのだが、少しでも体を動かすと腹筋を使うため、痛くて仕方ない。
だから、事実上体は動かせない。

寝返りも打てないので、夜は数時間おきに看護師さんが姿勢をずらしに来てくれる。

手術翌朝になると、看護師さんが蒸しタオルを持ってきてくれる。
これで顔を拭く。
ようやく人心地つけた気分。

午後に看護師さんが来て、少し起き上がってみましょう と言われる。
同じ姿勢でいると、エコノミークラス症候群になりやすいので、術後できるだけ早く歩けるようにした方が良いらしい。

とはいえ、まず体を起こすのが大変。
そこから立ち上がるとなるともっと大変。

5分位かけてようやくベッドの脇に立ち上がる。
頭がクラクラする。
ずっと寝ていたから当然か。

そこで足踏みを何回か。

数回やったところでもう終わり。
限度。

その日はそれで終わり。

それでも、自分の足で立ち上がれたうれしさはある。

後はまた寝るだけ。
同じ姿勢を続けているので、そろそろ腰が痛くなってくるが、寝返りもままならない。

電動ベッドを少し起こして、ようやく飲み物を口に入れる程度。
それでも飲み過ぎると吐き気がする。

夜はまた姿勢を変えに何回か看護師さんが来てくれる。

そんなこんなで術後2日目。午前中の回診で、食事をとって良いと言われる。

あまり食欲はないのだが、その日の昼からおかゆの食事。

完全に座って食べられないので、ベッドを起こして、なんとか食べる。
半分位しか無理だった。

それでも自力で食べられるので、回復へのさらに一歩。

午後には、歩く練習を始める。
なんとか体を起こして立ち上がり、部屋を出て、20メートルくらい歩く。
おなかに力が入らないので、よたよた歩きではあるが、自力で歩けることは実にうれしい。


術後3日目。
この日も同じような日々。
午前中と午後に、少しずつ歩く練習。

歩けるようにはなったのだが、終わった後の疲れが半端ない。
微熱も続く。

体調的には、この頃が一番つらい。


術後4日目。
相変わらず、一日2回歩く練習

しかしこの頃には、寝返りもでき、朝はなんとか起き上がり、洗面と歯磨きはできるようになった。
食事も座って食べられるように。
とはいえ、圧迫されると傷口が痛いのは変わらない。

そしてこの日、処置室を出て、本来の病室の方に戻される。

さらに復帰への一歩。


というわけで、もう少し続きます<m(__)m>

休止期間中の出来事 その42017年05月05日 12:04

さらに昨日の続き

手術室まで徒歩で入室。
ここで、付き添ってくれた母とはお別れ。

中に入るとオペナースと交代。
しばし椅子に座らされ、担当の麻酔科医とオペナースの責任者による問診。
今回は皆女性。麻酔科医もオペナースも20代位の若い女性。責任者はもう少し上の人。

私の名前と、どんな手術をするのか簡単に話させられる。

一応左手には、リストバンドをつけてはいるが、患者の取り違えを防ぐためでしょうね。

問診後、いよいよ手術台の上に。
天井からのライト、周りにはいろいろな機械、ドラマでよく見る景色が。

手術台は予想以上に狭い。
普通のベッドの2/3位の幅。

まずはそこに寝かされ、横向きにさせられる。

その後エビのように体を曲げさせられる

これは、背骨を突き出すため。
特に私は脂肪が多いので、特に頑張って突き出してくださいと、前日の麻酔科医の問診の際に言われた。
脂肪が厚いと、麻酔の針を通すのが大変なので・・・と威かされた(^^;)

とはいえそこはプロ。
なんなく針を刺し、麻酔を注入。
注入されているときは、腰骨のあたりが圧迫されている感触がある。
その後、1~2分位経って、もう1本入れられた。

終わった後は、仰向けになり、腕は真横に。もちろん腕を支える台はある。
いわゆる大の字の姿勢。

この瞬間、改造人間手術を受ける仮面ライダーの気分になったのだが(笑)、すぐに麻酔が効いて意識が全くなくなる。
記憶が全くない。

ぼんやりと意識が戻ってきたのは、手術室から出てガラガラとベッドごと運ばれている状態。
「松本さ~ん 終わりましたよ~!!」と顔をたたかれているのはわかったのだが、体が動いていない。

そうこうしているうちに、いつもの4階の、今回はナースステーションすぐ横の処置室に、酸素マスクをつけて寝かされていた。
結果的に目が覚めたのはそこ。

全身麻酔なので、当然呼吸も止まり、人工呼吸器を入れられていたはず。
どのように執刀されていたかも不明。

手術室に入ったのは13時頃。出てきたのは17時頃。
とはいえ後から聞くと、麻酔が効くのに小一時間、覚めて動かせるようになるまでやはり同じ位の時間がかかるようで、実際の執刀時間は2時間位だったよう。

実際おなかをあけてみて、予想以上に胆石が大きかった(直径は1円玉より少し小さい位。ビー玉と同じ位)のと、癒着が進んでいたので、取り出すのには少し苦労したようでした。

まあとにかく、手術は無事成功したようですが、背中には傷口の痛みを抑える麻酔の管と、鼻からは胆汁を出す管、手首からは点滴、尿道にはカテーテルの管と、4つの管が刺さった状態で数日を過ごします。

当然手術当日は、体など満足に動かせません。
切った直接の痛みは、麻酔が効いているのでないのですが、鈍痛は続きます。
夜は数時間おきに、姿勢を変えに看護師さんが来てくれるのですが、あまり寝られないまま朝になります。

本当の苦しさは、実はそこからなのでした

休止期間中の出来事 その32017年04月28日 19:21

その2の続き

即入院と言われたのが、4/7
入院するとすぐに処置室に運ばれて、内視鏡による検査と処置

口から内視鏡を入れられ、胆石を取り出そうとした模様だが、もう麻酔が効いてよくわからない。

後から聞くに、胆石はとても内視鏡レベルでかき出せる大きさではなく、結局、たまっていた膿を出すだけで終わった模様。

気がついたときには、鼻からチューブを入れられ、胆汁を外に出す処置がなされていた。
(胆汁がまた詰まると同じ事になるため)

このチューブ、喉を通っているので、しばらくの間喉の違和感があったのだが、直に慣れてくる。
しかし堅い食べ物は無理なので、おかゆと、軟菜というゆでた柔らかめの食事になる。時々つくねとかささみが出る程度。実に味気ない病院食が続く。
(おかゆが10日ほど続いたので、今はおかゆを食べたいとは全く思わない 笑)

処置後の翌日は土曜日。
その週末はひたすら安静。
とはいえ、チューブをつけられたとはいえ体は動くので、ひたすら暇。

このとき、「ああ・・・とうとう病院に入れられたんだなあ・・・ 生徒には申し訳ないなあ・・・」
という気持ちと、もう、まな板の上の鯉という開き直りの気持ちとが入り交じる。

で、月曜日。
CTにかけられ、体を寝かされたり起こされたり。

ここで正式に、胆嚢と胆管のつなぎ目に結石がはまり込んでいる事が確定。

もはや開腹手術で、胆嚢の除去と胆管を少し切って、結石を取り出さないと治らないと言われる。

開腹は術後の経過が遅くなるし、手術なんて初めてなので、気持ちとしてはイヤだったが、もう従うしかない。

で、手術日が14日の金曜日 昼過ぎに決定。
これも予約が入っているところを無理に調整してもらった模様。

今から思うに、その週は長かったなあ。
ひたすら安静と称して、何もしない日々。

食堂に行って電話したり、ラインして生徒に連絡したりの日々。
時々お見舞いにも来てもらいました。
あとは、こんなに休める事も滅多にないので、寝てましたねえ・・・

で、手術の前日。
なんとこの日は私の誕生日^^;

まさか、病院で迎えるとは思いませんでした。

あの日の晩は、やはりイヤでしたね。
ちゃんと目が覚めるんだろうか?って。

ただ、夜はそれなりに寝られたし、朝になればもう開き直ってました。

たまたま午前中、隣のベッドの患者が手術。
朝早く出て行き、昼前に呼吸器をはめられて戻ってきた模様。

ああ、次は自分だな・・・ ってちょっと不安になったりもしました


というわけでいよいよ自分の番。

よくドラマにあるように、ベッドのままガラガラと連れてかれ、家族が見守る中、弱々しく手を振って、手術室の中に入る・・・



なんてことはありません。

手術着を着せられて、エコノミークラス症候群対策のためのきつめのタイツをはかされて、あとは看護師の付き添いの元、自力で歩いて行きます。
病室は4階、手術室は2階。エレベーターで下ります。

そのまま部屋の中へ。
ここからはオペナースに交代です。

長くなるので、さらに続けます


平成29年4月28日(金)  大田区松栄塾 記

休止期間中の出来事 その22017年04月27日 18:57

昨日の続き

ずっとほったらかし状態だった、胆嚢内の結石。
時々、変だなあと思ったことはあったのだが、まあ大概数日で収まっていた。

それがまた本格的に悪さし始めたのが2月の中旬。
受験の直前という、最悪のタイミング。

あまりにも痛いので、急遽入院していた病院へ。

これはもう手術しないと無理だろう、と医者には言われましたが、受験と新年度を迎えるという最悪のタイミングなので、とにかくここを乗り切ったら・・・とだけ考え、後は痛み止めの薬でだましだまし作戦。

数日間は痛んだら薬で抑えるの繰り返し。
しかし、どうしても痛みが止まらず、塾を途中で切り上げたこともあった。
そうこうしているうちに、1週間位で不思議と収まる。

2月の下旬から3月中は、それで乗り切れる。
もちろん通院は続けていて、様子を報告しながら、手術の日を探る繰り返し。

しかし今から思うに、一旦収まってしまうのが、この病気のやっかいな点。
人間、痛くなければ動いちゃいますからね。

そんなこんなで、新学年を迎えた直後の4/3頃、また痛みがぶり返す。
このときも薬で・・・と思っていたのですが、どうにもならない。
なんとか夕方に集中的に薬を飲んで、数日間は塾を開いてはいた。

で、4/6が次の通院日だったのだが、その日の朝から身体がだるくてだるくて、通院を断り、翌日に振り替え。
なんとか、夕方からの塾だけは開ける。

しかしこのとき、もう覚悟していたのでしょうね。
生徒全員に、明日から塾を休みにする連絡だけはしてました。

今から思うに、石が詰まり、もうこの頃から黄疸症状が出かけていたんだと思います。
でも、塾を開けて生徒に連絡したのは、ただただ責任感。
火事場の馬鹿力ですねえ。

翌日4/7は、10時頃に這々の体で病院へ。
血液検査をした結果、あり得ない数字が。

医師から、「即入院」の通告。

でも、何も準備してないし、家の中がそのままだったので、1時間だけ外出許可もらって、なんとか家まで戻り、当座必要なものだけ持ち出して病院へ。

そのまま入院生活へ・・・

この項、もう少し続けます

休止期間中の出来事 その12017年04月26日 18:55

しばらくブログ更新を休んでおりました。

実は、入院しておりました。

いわゆる胆石症、総胆管内の結石除去と胆嚢の切除の手術も受けました。
入院期間は約20日。

あらためて、生徒や講師にはご迷惑をおかけしました。本当に申し訳ない。

今後の予定については、個々に連絡してあります。


さて今回の病気、元々は​ここ​から始まります。

あのときの入院は、内視鏡の処置だけで終わったので、比較的短くてすみました。
で、そのときに、いずれは仕事の様子を見て、胆嚢の除去手術を勧められてはおりました。
もしそのときに素直に従っていれば、もう少し入院も短く、処置も簡単だったはずです。

今となっては後悔してます。
忙しさにかまけていい加減にしていたことを。


そもそも胆嚢とか胆石ってなに?ですが、
肝臓の下に総胆管でつながっている袋状のものが胆嚢です。総胆管は、そのまま十二指腸とつながり、胃から消化された食べ物と合流して小腸に行きます。

また、肝臓からは脂肪分を分解する胆汁が、一日500CC位出るそうですが、それを一時的にためておくのが胆嚢の役目です。

で、コレステロールや脂肪分が多い食事をとったりすると、たまに胆嚢の中に結石ができます。それがおとなしく胆嚢の中にある分にはなんの問題もないんですが、それが何かの弾みで動いたりすると、本当に痛いんです。

痛いだけではなく、総胆管の方に流れ出して、途中で詰まる可能性もある。
そうなると、胆汁の出口が止められますから、黄疸が出て、さらにほっとくと敗血症になって死に至る可能性もあるわけです。

たかが石ですが、下手すると大変危ない。
で、私の場合、前回の入院の時に、胆嚢内に大きな結石が2つほどあることが認められてました。

で、今回そのうちの1つが流れだし、あろうことか、胆嚢と総胆管のつなぎ目にはまり込んで動かなくなったんです。


どうにもつらいんで病院に行ったのが、4/7。

検査の結果、黄疸が認められ、即入院となりました。

長くなるので、この項、もう少し続けます。

そったくどうじ2017年04月04日 19:10

啐啄同時。漢字で書くとこうなります。

鳥の雛が卵から孵化するときに、内側からつついて割ろうとする。その様子を見た親鳥が、外側からつついて割るのを手伝う。ここから、「啐啄」は、何かをするのに絶妙なタイミングを指す表現とされています。

 子どもの教育って、まさにこれで、やはり教える内容や技術はもちろんですが、このタイミングが一番大事なのです。要は、その気にならないと効果が出ないと言うこと。

 ところが今の教育システムは、実際のプレイヤーよりも外野(それも実際には現場に一切携わらない観客レベル)が遙かに多いため、彼らの声に必要以上に振り回されているきらいがあると思います。教育は誰でも受けた経験があり、それぞれの思いがあるからなんでしょう。

 あれもやれ、これもやれといろいろ詰め込みすぎている。授業で扱えば、先生が教えれば、それでなんとかなると思っている。しかし実際は、そこからが本当のスタートなんですが、なかなか外野には伝わりにくい。

 スタートの理由は、まさに「啐啄」が来ないからなのです。当の本人も頭ではわかっているのです。しかし体がついて行かない。

 やはり、そのタイミングを待つしかないんだと思います。何回も申し上げているように、適度な距離を持って見守るのが、教育の基本だと思うのです。

 待っているのは、不安なんですよね。間に合わないのではないか?(何に?)とか、ずっとわかってくれないのではないか?とか。

 確かに、勉強は「やらされているもの」、と思う子が多いでしょう。しかし、子どもたちにしっかり勉強させることは、彼らの未来を守ることでもあります。

 必要なことは言い続ける。伝え続ける。でも、タイミングは待つのみ。

 私もずいぶん試行錯誤しましたが、結局これが一番確実な方法だとようやく学びました。

 信じて見守れば、必ず変わる。

 大人に余裕がなくなれば、子どもたちはもっと余裕がなくなる。少なくとも評論家的な見方はやめて、彼らを信じて手を打ちつつ見守る。それを基本にしたいと思いますね。

生徒から信頼されるためには?2017年03月31日 19:38

大げさなタイトルだけど、うちは、塾でのびのびしている生徒が多い。
多分にこれは、信頼してもらっているからだろう。
信頼がなければ、のびのびなどできるわけがないだろうから。

信頼を得るためにはどうするのか?

これはひとえに、相手に関心を持つ事ではないだろうか?

生徒には授業の途中でも、いろいろと聞いたりする。

学校の事はもちろんのこと、家の事や、友達関係、部活、そのほか習いごとなどをしていたらそれも。
時には持っているものを話題にする事もある。

人間、関心を持たれている相手には心を開くものだ。
特に子供は、大人との距離をどう保つのかは本能として持っているので、安心できる相手だという事を印象つけてあげる必要もある。

そのうちなれてくると、こちらが黙っていてもいろいろ話しかけてくる生徒も出てくる
少しうるさいくらいだが(笑)


これが逆だと、俺は授業がうまいんだぞ、これだけできるんだぞ、関心を持ってくれ!
となるが、得てしてこれは逆効果。
子供に関心を引かせるのは、よほどのカリスマ性がないと難しいでしょう。

だから、信頼を勝ち得るためには、相手に対して興味関心を持つ事

ただし、あまりやり過ぎると「ウザい」となるから、そのあたりの距離感は、経験でつかみ取るしかない。

これがうまいなあと思う芸能人は、笑福亭鶴瓶
間の取り方というか、相手との距離のつかみ方は、「家族に乾杯」を見ていると大いに参考になる。

あの一般の人にスッと溶け込む感じは、本当にうまい。
テレビの撮影であるという事と、あの風貌と有名人であるという事を差し引いても、である
多分、素でもああなのかな?と思わせるものがある。

また、彼の他のトーク番組を見ていても思うのだが、相手に対する敬意と愛情が感じられる。
老若男女一切の差別がない。
相手の事をよく調べ、敬意を持って接する姿勢は、大いに勉強になる。

敬意と愛情、そして間の取り方

信頼を勝ち得るために必要な事だ思うのである。

叱った方が良いのか?褒めた方が良いのか?2017年03月30日 20:15

よく話題になりますよね、子供に対する対処の仕方。

結論から言うと私は、どちらでも良いとは思います。


ただ、人間関係があまりできていないときは褒めるを優先した方が良いし、また、自分ではなく他人が叱られているのを見て萎縮する可能性もありますので。

でも最終的にはどちらでも良いと思います

要は、信頼関係ができているかどうか?

子供は大人が真剣に自分と向き合ってくれているかどうか? 
敏感に見抜きます。

ある意味本能ですよね。
大人の庇護がないと生きて行かれないことを承知してますから。

真剣に向き合ってくれているとわかれば、子供は安心して、その場に居着きます。

そうなれば、叱っても褒めてもそう大差ありません。
逆にお為ごかしに褒めても、簡単に真意は見抜きます。


叱るも褒めるも単なる手段。
そう思います。


まあ私の場合、闇雲に叱り飛ばすことはありません。
かといって、手段として褒めることもありません。
自分が良いと思えば褒めるし、悪いと思ったら叱る。

建前がキライなので、生徒には本音でぶつかっているつもりです

まあ、うまくいかないことも多いんですけどね

そういう泥臭い所を信頼してもらえるのならそれで良いかと。


結局は、どれだけ自分のことを真剣に考えてかまってもらえるか?
ここにつきるのではないかと思います。