奈良に宿泊しない修学旅行2014年06月03日 09:02

うちの生徒たちは、修学旅行のシーズン。
今週来週がピーク。

ところで、修学旅行の行き先は、公立の場合ほとんどが2泊3日で、京都と奈良。

しかし最近の子達の宿泊先は、京都に2泊。

連泊だと荷物の移動が楽と言うこともあるが、私のときは1泊ずつ別れていた。

いつの間にか京都に集約されている。


いろいろ調べてみると、興味深い結果が。
少し古いのだが、平成9年度に厚生労働省が出した資料によると、全国都道府県別、ホテルや旅館の客室数で、奈良がなんと全国最下位!なのである。
ちなみに京都は奈良の約3倍。1位は東京。

年間1300万人の観光客を集める国際観光都市としては、何とも貧弱である。

そういえば、「大仏商法」という言葉を聞いたことがある。
観光客が多いため、進んで集客をしない商売人たちの姿勢を揶揄した言葉である。

学生の彼らには直接関係ないが、主要駅周辺の飲食店の多くが午後8時に閉店するため「夜の街が暗い」と指摘されているそうで、海外のガイドブックには「奈良は3時間で十分」と書かれる始末だそう。

その影響を受けているかわからないが、大規模に修学旅行生を受け入れる体勢があまりないのが実情なのだろう。だから京都に取られている。

彼らの行程を見ても、新幹線で午前中に京都まで行き、そのまま奈良へ移動。
奈良公園周辺を散策したあとは、京都に戻っている。
奈良公園に数時間ほど滞在しているだけである。あとの2日は京都観光。
見るのは、大仏と鹿くらい。

せっかく奈良まで行って、もったいないことである。

何でもかんでも観光地化すれば良いとは思わないが、せっかくの財産、もう少し行かせないのかと、よそ者は思う。
しかし案外身近だとその価値が見えてこないのかもしれない。

テスト勉強計画を立てるにあたって大事なこと2014年06月05日 15:54

まもなく第一回定期テスト
この近隣の公立では、一学期唯一のテスト。

計画的に学習を進めたい。

学習計画を立てるに当たって大事なことは、一日の学習時間をできるだけ多く確保すること。

計画を立てるのが苦手場合は、まず、一日の生活を見直し、何時から何時まで学習すると決めること。
その時間になったら、何を差し置いても、机の前に座ること。

結局人間は、やる気になったからやるのではなく、そういう体勢ができているからやる気になるのだ。

時間になったら机の前に座り、学校から与えられた課題から取り組むのがスムーズだと思う。



ちなみに、テスト前課題は1週間前までには終わらせるのが原則。

生徒には、正式な範囲が出なくても、今学校でやっているところが課題になるので、ドンドンやっておくようにと、配られた当初から言っている。

残り一週間は、できなかった問題の復習。そして、暗記物などに時間をかける。

ワークをやるのは試験勉強ではないと言うこと。くれぐれも。

自分の話を聞いて欲しければ2014年06月06日 14:55


自分の話を聞いて欲しければ

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まず相手の状況を見るべきだろう。

今話しかけて良いのか? 


相手の都合お構いなしに、自分の話を一方的にされても、相手は困るだけ。

そもそも、他人は自分にそんなに興味があるわけではない。
逆の立場になってみれば分かるはずだ。

自分は相手に興味がありますか?


自分の話を聞いて欲しければ、まず相手に興味を示すことである。
コミュニケーションはキャッチボールなのだから。


子どもは基本的に、自分の話を聞いてもらいたい。

私もこの商売をしているので、それはよく心得ている。

しかし、度を超す場合。
特にこちらの状況を無視する場合。
こちらが相手している人に迷惑がかかる場合。

こういう場合は、厳しく言わざるを得なくなる。


空気を読め という言葉は好きではないが、あまりにもコミュニケーションにおけるリズム感が悪い場合は、指導せざるを得ないんだろうなあ(-_-)

週末課題2014年06月08日 15:17

最近の高校生は、週末課題なるものがある。

要は土日の宿題。

週によって差があるが、それなりの分量。


ということは、ある程度学習時間を確保しないと、こなせないということである。


しかし、高校生の平均学習時間は、平日(休日は不明)だと70分程度。
ただ、全くやらない!というのが、約25%。

とはいえ、これも生徒によって差があり、おおむね偏差値55以上の学校だと、105分程度で上昇傾向なのに対して、それ以下の学校では60分以下となり、減少傾向。

二極化していることがわかる。

週末課題が熱心に出る学校はそれなりの偏差値だろうから、その差は拡大傾向にあるといえる。


ところで、課題が出ようが出まいが、高校の勉強は質・量とも多く、ある程度学習時間を確保しないとこなせないと思うのだが、やらないですむ子はすむんだなあと・・・


スマホばっかりいじって、休日は昼まで寝てる生活をしていて大丈夫なのかと・・・


勉強に対する姿勢は、中学生くらいまでにある程度たたき込むことが大事なんだと、改めて思う。

ひまがない2014年06月09日 14:27

宿題をやってこなかった生徒の言い訳として、たまに聞く。


これって、正直言ってがっかりする。
(これを受験直前の生徒に言われたときは、本当にショックだったなあ・・・ 自分の勉強に忙しいわけではなく、何となくやってこなかった言い訳に使われたことで、なにか張り詰めていたものが切れてしまったし)


実際のところは、いざ家でやろうと思うと面倒になり、後回しにして提出期限ギリギリになって始めようとして、時間切れというのが真相だろう。
特に、「覚えてきなさい、次回テスト」という場合に多いのは、どうせギリギリになってやっても間に合うだろうから、と思っているのか?


「ひまがない」というと、私には勉強よりも優先するものがあると、取れなくもない。

まあ、実際は深い考えもなく、その場を取りつくろうだけの詭弁でしかないが、自分をそうやってごまかすようになると、本当に勉強もごまかすことになる。

特に受験期にそれが顕著になる。
高校受験程度なら、なあなあでもいけるかもしれないが、その態度は間違いなく進学後にも影響する。

なあなあで進むと、なあなあで勉強する確率が高くなる。


自分をごまかしても、良いことないよ

教科書をもっと活用すべし2014年06月12日 12:16

そろそろテスト前である。

たまに、勉強の仕方がわからないという相談を受ける。

普段あまりやってない、理社に多いようである。


すべての科目に当てはまることだが、特に理社は、まずは教科書をしっかり読むことである。
この2教科は、指導要領改訂後、内容がグンと良くなった。

だから、まずはしっかりと試験範囲のところを読み込み、理解することである。
もちろん理解の過程で、学校のノートなどで授業の再確認も大事である。

案外教科書が軽視されているが、あれほど費用対効果の高い教材も早々ない。

だから、まずは熟読。

その上で、学校で配られているプリントや、市販のワークなどを用いて知識を再確認するのである。


それをせずにいきなり問題集に当たるから、理解できないまま解くことになる。
当然、暗記に頼る。
ある程度それも必要だが、理解なき暗記は効果が薄い。

とにもかくにも、教科書読んでまずは内容理解。
問題集はそれから。
必要なものは直前に暗記。

当たり前のやり方だが、結局これが王道。

自分で学ぶ力をどうつけるか?2014年06月13日 21:50

結局、塾をしていて感じるのは、受け身の勉強から脱して、自分で勉強する姿勢をどう作るか?
ここに行き着く感じがする。

宿題を出したり、確認テストの勉強をさせるのは、そのきっかけ。

基本的には生徒を信用したいので、この部分は極力負担にならないようにしたいのが本音。


過度の宿題は、やらされ感だけが残る。


やはり塾の限られた時間でできることはわずか。
さらに、塾に通う期間も、生徒の人生のほんの一時期


自ら学ぶ姿勢 

これがやはり大事だし、この姿勢がないと、これから先大人になって困るのは彼らだ。


目先の受験に受からせることが最も大事であるが、多少欲張りだろうが、その先も見据えて教育できるのが理想的。

連立方程式2014年06月17日 23:31

中2は、今回のテスト範囲としてここが入っている。

この単元は、中学生の計算の一つの集大成。
一次式レベルにおいては、最も難易度が高い。

分数や小数を交えると、さらに難易度は上がる。

一番間違いやすいのは、マイナス-マイナスなどの正負の計算。
頭の中でさっと出来ないと、間違いの元。

意外とこの単元をやると、中1の最初の正負の数が改めて大事であることに気がつく。
中1の最初なんて簡単だと、タカくくっている子が多いのだが、要注意単元。

計算が一通り終わると、それを使った文章題が待っている。

今のところ都立高校の一般試験では出ないのだが、私立では結構出ているから、軽んじられない。

しかし、なかなかとっかかりが作りにくいらしく、苦手な子は多い。
そもそも、問題をよく読んでないし。


まずは教科書にある3~4つ程度の基本パターンをしっかりマスター。
定期テストレベルなら、それだけである程度は切り抜けられる。

ただね、計算が苦手だと、せっかく考え方がわかっても答えにたどり着けない。

だから、計算はすべての下地。
丁寧に、かつ速く解けるようにしていきたい。

英単語が覚えられない2014年06月19日 15:51

テスト前である

英単語が覚えられないという悩みを時々聞く。

覚え方のコツはいろいろあるだろうが、その前に確認しなければならないことがある。


それは、キチンとその単語を読めるのか? ということである。
英単語は大概文章中にあるので、キチンと教科書を音読しながら、その単語が読めるのか?
である。

読めたら次は、意味がすぐ分かるように調べて、さらに音読をする。

音読して意味がすぐにとれたならば、八割方覚えたようなものである。


後は綴りを覚えるために、何回か練習する。


これでワンセット。

後は試験直前まで2日以内に繰り返すことを続ける。



それをせずに、いきなり新出単語を書き出したり、単語帳で覚えようとしても効果は薄いだろう。
前にも書いたが、まずは教科書をしっかり読むこと。

すべてのテスト対策は、そこから始まる

宿題に振り回されてはいけない2014年06月21日 12:55

テスト前に、問題集やプリントやらを宿題として出されるのは、なかば当たり前になってきた。

テスト勉強というと、まずは宿題をやるというのが当たり前になっている。

学校にもよるが、この宿題の量が結構多い。


たっぷり出されて、丸付けも自分だから、実際は丸投げに近い。
おまけにこれは当然ではあるが、問題の難易度が自分の実力と合っているとは限らない。

必要以上に難しい問題をやり、自信を喪失することも多い。


だから、こちらがチェックするときはまず、生徒の実情に合わせて問題を加減する。
やらなくて良い問題は、答えを写すことも黙認する。
まずは提出が最優先だ。


また、この宿題は1週間くらい前までには終わらせたい。
塾生には、春先に配られたときから、学校の進度に合わせてやっておくように言っておいた。
今では、かなりの子が守られている。


本当のテスト勉強は、宿題をやることではない。
やって出来なかったところを何回もやり直すことだ。

全く歯が立たないレベルではない。

少しがんばれば解ける問題をしっかりやり直すことだ。

あとは英単語や、理社の語句などの暗記物

これを直前まで何回もこなす。

これが本当の試験勉強だ。


宿題を直前までかかってやっているようでは、とうてい平均点レベルにしかならない。


宿題の量に振り回されないように、うまくコントロールする必要がある。
宿題は、あくまでも自分の学力向上のために利用するものなのだから。