スマホとのつきあい方を考えよう2014年03月02日 19:56

春先になると、スマホの広告が増えます
進学すると、スマホデビューというのも、もはや定番になりつつあります。

しかし、あえて言います^^;

使い方を考えようと。


受験の結果や成績などを見ていると、スマホを熱心に使うことと学力は、見事に負の相関関係にあります。


勉強に使うことも出来ますが、まあそれは使い方としてはかなりマイナー。
彼らがスマホで何をしているかというと、大きく分けると3つ。Lineによる、友達とのコミュニケーション。Youtubeでいろいろな画像を楽しむ。パズドラなどのゲーム。

ここまで爆発的に浸透したのは、コミュニケーションツールが大きいでしょうね。
もともと友達との関係を重要視する年頃ですから。

それが家にいても夜中でも出来るんですから、夢中になるのも頷けます。


しかしスマホと勉強の親和性はほぼないと言って良い。

スマホを使っていると、勉強しているときのベクトルは全く逆です。

Lineなどは、向こうからの刺激に反応しているだけです。楽ですね。

ところが勉強は、こちらから働きかけないといけません。おまけに映像ではなく、昔ながらの紙に印刷されたもの。刺激も少ないです。

自分を追い込んでいかないと、勉強など出来ません。
仲間は大事だと思いますが、仲間を求めていたら勉強は出来ません。


もうわざとやっているとしか思えないくらい、熱心に売られている現状では、これを否定しても始まらない。

だから現状では、利用を制限するしかありません。
特にテスト前は、勉強時間を確保する意味でも、強く制限する必要があると思う。
使えるのは○時から○時まで 夜○時以降は使わない、と言う約束を親子の間で決めておかれた方が良いでしょうね。

さらに夜間の利用制限は、睡眠時間との関係上、強くおすすめ。
ただでさえ、感情のやりとりが難しい文字でのコミュニケーションは、夜間だとより先鋭化しやすくなります。感情のもつれから諍いになる危険性も高まります。

夜書いたラブレターは渡すな と同じ理屈ですね(笑)


環境が大きく変わるこの時期。

スマホを与える、もしくは持っている子はその使い方を見直す。
親子で話し合う良い時期だと思います。

それぞれの進路2014年03月03日 19:57

昨日、塾からの帰り道、卒塾生(現高3)のお母さんに出会った。
暗い道で、傘をさしていたので、こちらは気がつかなかったのだが、向こうが気がついてくれた。

この子は、通っていたときもあまり成績が良いとは言えず、何とか自分に合った進路を見つけて高校に入った子だ。

高校でも勉強があまり好きではないらしく、成績もそれなり。
そんな様子は時々聞いてたので、無事に卒業できたのか心配だった。

話を伺うと、補習や課題でそれなりに大変だったようだが、なんとか卒業でき、春からは専門学校に通うそうだ。

まずはホッとした。


卒塾して行った子の進路は気になる。

でも話を伺うと、みなそれぞれの目標に向かって歩み出している。

これからもいろいろあるだろうけど、少しずつ大人になっていくのだなと。

そういう子の背中は、影ながら応援して上げたい。

春休みも宿題がある2014年03月04日 20:01

期末テストも終わると、そろそろ春休みに入る。

いつの頃からか、春休みも宿題が出るようになった。

ちょっと前までは、学年が変わり担任も替わったりするので、春休みは宿題なしが定番だったのだが、最近はしっかり出る。

少なくとも私が学生の頃はなかったので、この傾向は、わりと最近のような気がする。


これ、新しく高校生になる子にも出る。
内容と量は学校によって違う

さらに、宿題の内容を元にしたテストが、新学期早々行われることも多い。


3月くらいはのんびりでも・・・

ということは許されてない^^;


勉強に関しては、脱ゆとり以来、一気に対応が変わった。


とはいえ、この時期は比較的精神的には気が楽に勉強できる

周りは遊んでいる子が多くなる時期だからこそ、しっかり時間を決めて勉強した子は有利。

少しずつでも良いからコツコツやろう

解くスピードをつける2014年03月05日 20:02

塾の授業の中でやってみると出来ていた。
自分でやってみても出来ていた

しかし、いざテストになると、思ったように出来ない。

たぶんこれは、解くスピードが遅いというのも一因だと思う。


先日やった定期テストの問題を見せてもらったが、試験範囲をまんべんなく抑えたいせいか、問題数が多い。50分という制限時間では、かなり大変だと言うことが一目でわかる。

最初の方の問題で手こずっているうちに、時間がなくなり、焦って、本来は解ける問題まで解けないという自体も想定される。

たぶんそれが結果につながらない一因。


今後は、もっと厳しく時間制限をつけてやるというのも、大事なことだと改めて思った。


短時間で解こうとするためには、考え方も変わってくる。
雑になるのではなく、問題に対する見方や取り組み方も、大きく変化する


スピードは理解の速さにも結びついてくる。


最初は時間の短さに戸惑うと思うが、繰り返すことで何かを変えていきたい。

オール3では、案外選択肢が少ない2014年03月06日 20:02

都立高校の入試は、ここ数年、倍率が1.5倍程度と高止まり。
中には、2倍を超えてしまうところも珍しくない。
これは、今後も大きく変わってくることはないと思われる。

倍率が高くなると、内申基準も高くなる。

あおるつもりはないが、中堅高レベルなら、オール3あれば・・・ と思うかもしれないが、実はそれだと意外と選択肢がない。

中堅上位レベルだと、4が半分以上ないと厳しい。

私立の併願を探すのも同様だ。

まあ、内申の付き方も学校によって差があるようなので、その数字だけで判断できないし、こちらが関与できることではないので、あまり口出しはしない。

肝心なことは、内申を上げる努力をし続けることと、当日の得点力をつけること。

最後の結果も判明2014年03月07日 20:03

最後まで残っていた、国公立大の結果も今日判明し、これで生徒たちの進路はすべて確定。

新たにひとり暮らしを始める生徒に、以前塾で使っていた古めのパソコンを譲ってあげた。
今の大学生は必需なようですね。

新しくした際に、下取りにでも・・・ と思っていたのだが、下取りに出せる店よりもネットで安く買えてしまい、結果的にほこりをかぶっていたもの。

少しパワー不足だが、Windows7なので、まだまだ現役で使える。
ネットとワープロレベルなら全く問題ない。

道具というのは、使ってこそなんぼ。
役に立てるなら、道具もその方がうれしいだろう。

模試の結果は、信憑性が高い2014年03月08日 20:04

改めて今年の受験(主に都立)を振り返る。

やはり、年間を通して何回か受け手もらっている模擬試験の結果は、かなり信憑性が高いと言わざるを得ない。

回数を通して多少の変動はあるが、やはり合格する子は、直前の模試で結果が出ている。

確かに、最後の模試から1ヶ月以上あるので、最後の伸びは期待できるが、それはやはり努力圏以上の子にほぼ限られる。

少し厳しいかもしれないが、直近の模試で努力圏に満たない場合は、志望校を再検討した方が良いかもしれない。

倍率によって合格ラインは下がっては来るが、やはり1.5倍前後で高止まりしている現状では、そうそう期待できるものではない。

何とか受からせて上げたいという気持ちは変わらないが、気持ちばかりが先行しても、結果につながらないと意味がない。

次年度以降の反省点とする。

本棚を増設2014年03月09日 20:20

今日は久々の完全休日でした。

たぶん今年に入って、丸一日休みなのは初めてかもしれない。

まあ、休みなし自慢をしても意味ないが^^;


で、先日届いた書棚をようやく今日組み立てる。

適度に処分はしているが、自宅に本があふれているため、とうとう増設を余儀なくされた。
併せて、少し本の整理。


この仕事をしていると、どこかに出かけると言うことがあまりなくなった。
どうしても頭の片隅では、仕事をしているという感覚は離れない。

勢い、時間のあるときは本を読むことが多い。

改めて整理すると、過去に自分が読んでいたことを忘れている本もたくさん出てくる。
自分の思考を改めて振り返る機会でもある。

また、買っといて読んでないのも結構ある。
あらためて、読み直す本や、読んでおくべき本を整理する。


しかし、本は、積んどくとほこりをかぶる。その掃除にも追われた。


そんな一日でした

教えない教育2014年03月10日 12:56

昨夜、宮本算数教室の先生が出ている番組を見た。

教えない教育で、80%以上が御三家に受かっているそうだ。


教えない教育自体、私自身、大いに共感する。

とはいえ、字面通りには受け取れない。
下手をすると、単なる放置になりかねない。

あくまでも、「教えられる指導者」の高度なテクニックでしかない。


また、ヤル気を出す方法はないともおっしゃっていた。確かに特効薬はないと思うが、この教えない指導と絡めれば、ある程度は引き出せるはずだと思う。

一つの例だが、
その子が少しがんばれば出来るような課題、これを与える。基本的には教えない。
自分で考えさせる。

手が届きそうなところを自力でがんばらせる。
その道筋を作って、あとは見守る。


小さな達成感を作ってあげると、少しずつヤル気というのは出てくるのではないだろうか?


ゲームになぜあれだけ夢中になるかというと、要は、小さな達成感をドンドン積み上げていけるから。

もちろんこれがすべてのやり方ではないが、適度な達成感と、認めてあげる仕組み作りが大事なのかもしれない

あの日から3年2014年03月11日 14:46

あの日から3年経った。

地震が起きた時間は、ちょうど塾のはす向かいの郵便局で用を済ませて出てきたところだった。
突き上げるような大きな揺れ。
今までに経験したこともないような揺れ。

商店街から一斉に人が飛び出してきた。

すぐさま近くの駐車場に移動し、あとは上からものが落ちてこないか心配しながら、地震をやり過ごしていた。何もできる状況ではなかった。

収まったあとはすぐさま塾に戻り、ラジオやネットで様子を見、すぐさま本日の授業の中止を決断。電話できるところは電話して、徒歩で行けるところは直接行って何とか中止を伝え、5時過ぎには家に戻った。

幸いにして、東京は大きな被害も出なかったが、あの日の夜は、近くの大きな街道は車がびっしりと詰まり、歩いて帰る人が引きも切らず。
余震が続くなか、落ち着いて眠れない一夜だったことは覚えている。
そして、その先どうなるのか?そんな不安を抱えていたことは覚えている。

授業はありがたいことに、3日後には再開できて、子供たちの元気さに救われたことは覚えている。
その辺りは当時のブログにも書いてある。

あのとき心配していたのは、停電。
電力不足で、輪番停電と言われていたので、もしそうなったら授業はできない、という心配ばかりしていた気がする。

まあ、被災者のご苦労に比べれば、取るに足らないことではあるが。


とにかく、日々仕事ができることに感謝。
勉強できることに感謝。
日常があることに感謝。

それだけである。