スマホと勉強は、親和性がない2017年01月31日 19:58

昨日の続き

スマホを使い出すと、確実に落ちるのが読書量。
私も確実に影響受けたし。

漫画すら読まなくなるんじゃないかな。

読書も勉強もそうだけど、ベクトルは内側、つまり自分に向いている。
自分の脳みそをフル稼働させて、理解するように努める

しかしスマホはその逆。
基本的に外に向いている

SNSなんかまさにそうだが、起こっていることに反応するだけ。


勉強中にスマホを使うと、いきなりベクトルが逆向きになる
相殺されるか、下手するとマイナスになる。

勉強したことを瞬時に忘れる画期的な方法でもある・・・



しかしなぜこんなに中高生や若者の間でこんなに普及したんだろう?


やはりLINEの存在は大きい。

思春期になると社会に目を向けるようになる
家族という枠ではなく、学校や地域社会で作られる友人関係が非常に重要になる。

友人関係の中で自分というものを認識していく。社会性が育ってくる。

そのとき、LINEというのは実にうってつけのツール
電話よりも簡便。

一応双方向とはいえ、送るときは一方向。
絶妙に距離が保てる。

他人との関係が大事とはいえ、やはり人とのつきあい方がうまくない子が多くなっている昨今、LINEは実にちょうど良い。
もちろん、その希薄さ故のトラブルも生じやすいが。

だからここまで普及したのではないだろうか?

さらには、そこにゲームとかYouTubeなどの娯楽もくっついてくる
見たいときに見たい画像が楽しめる。テレビの進化版である。

だいたい子供たちを見ていると、
LINE、ゲーム、YouTube の3本柱を中心に使ってる
後は音楽を聴くくらいか。

基本敵に与えられたことに対する受け身。楽だよねえ。


しかるに勉強は、もちろん受け身の部分もあるが、やはり主体的にならないと身につかない


親和性なんかほとんどないよね



そういう性質の機械であることをしっかり認識した上で、与えるときは注意しないといけない、そう思うのです。


しかしやっかいなものが出てきたよねえ。
せめて未成年は、親の許可を得て、何時から何時までは強制的に電波を止める機能をつけても良いと思うのだが。
技術的にはそんなに難しいことではないと思うので。