中学生にスマホを与えることの意味【辛口】2017年01月30日 19:50

端的に言って、学習面に関してプラスの影響を与えることは、まずない。
大半の中学生にとって、無条件に与えることは、成績を確実に下げることを意味する。

うちの生徒でも持っているのは多い。
ご家庭の方針でもあるので、そこには言及しない。
持ち込みも禁止してない。
しかし、使い方は本当に生徒それぞれ。

その姿は、塾に入ってくるときの姿勢に如実に表れる。

手に持ったまま入ってくるのは要注意である。

席に座る。
荷物を下ろすのもそこそこに、いじる。
ひとしきりいじってから、勉強の道具を出す。


わずかな移動中であっても気になってしょうがないのだろう。
落ち着いたら即スマホ。
もう帰宅してから寝るまで、ほとんど片時も手放してない状態だという事は予想できる。
自宅で勉強中も、あまり集中してないだろう。

当然、勉強終わったら片付けよりも前に即スマホ。
こういうのは注意してもなかなか治らない。

これって、せっかく勉強したことを一瞬で消去する画期的な方法である。

無条件に与えといて、成績が伸びませんといっても、そりゃあ当然である。
そこを直さない限り、何をやっても無駄である。



賢明な生徒は、持ってはいるが、基本鞄の中。
手に持ち歩かない。
必要なときだけ使う

ハッキリ言って、スマホに使われてない。
逆に、常に手に持っているのは、スマホを使っているのではなくて、スマホに使われている。


個人的には、中学生にスマホは不要だと思ってる。

しかし、持たせないという選択肢は厳しいのがご時世


だからこそ、キチンと親子で話し合って使い方を決める。
決められた勉強時間中は、部屋に持ち込まない。当然、寝るときも同様。

勉強面で役に立つアプリもあるが、本人が自発的に使うことはあまりないと思っていた方が良い。

与える以上は、キチンと使い方について決める必要がある。
その覚悟を持って与えるんだということ

とにかく、使い方を選ぶ道具だと言うことを認識しておいた方が良いと思うのです