遠回りの人生も味があるんだろうな2017年01月23日 19:50

大関稀勢の里が優勝し、来場所から横綱になるようだ。

私は大相撲が好きで、5時位から録画し、帰宅後見たい取り組みだけセッセと見ていた。
(体格だけは相撲取りだから、ではない^^;)
特に稀勢の里は、横綱の期待が高まった3年ほど前から密かに応援していた。

いつもいつもあと一歩で優勝を逃し、なかなか上に上がれずもがいている間に、ライバルがスルスルと上がっていく。優勝していく。

しかしその中でも腐らず自分の相撲を取り続けた結果、ようやく相撲の神様は道を開いてくれた。

ここ数年の安定感を考えると、昇進後もしばらくは活躍してくれそうである。


あふれる才能を生かし、一気に上り詰めるのはそれはそれでかっこいいと思うが、こうやって不器用ながら、コツコツ上り詰めるのもまた味がある。

稀勢の里の比では全くないが、自分の人生は振り返ってみるとまさにこれ。
大学卒業後、採用試験に失敗してバイト生活。ようやく拾ってくれた会社も10年ほどでやめ、特に勝算もなく、それほどの大きな野望もなく、とにかく食べていくためだけで始めたこの仕事。

何年続けようとか全く考えもしなかったこの仕事。

なんとか13年続けられていることは、本当にありがたいと言うしかない。

しかし苦労した経験というのは活きている。
痛みがわかるだけに、人の痛みもわかっている(つもり)。大きな事は言えないけど。

だから続けられているんだろうなって思う。


受験本番。
どんな結末が待っているかはわからない
もちろん第一志望に進んでほしいが、しかしどんな結果でも、堂々と進んでほしい。

人生、少し位の遠回りなんて、たいしたことないから。
これだけは経験からハッキリ言えるので。

平成29年1月23日(月) 大田区松栄塾 記