定期テストは「学力」試験だが、受験は「選抜」試験2017年01月12日 12:13

今週末からセンター試験。
いよいよ受験が本格化してくる時期。

さて、当たり前のことだが、

受験というのは、決められた日時に、決められた場所に集合し、決められた課題をこなし、受験校の求める合格ラインに達すると合格。そうでなければ不合格。

ただそれだけのことである。実にシンプル。

そこに受験生の感情など入る余地もない。

受験生にとっての唯一の選択権は、どの学校を受けるか? だけである。


一方、普段学校でやる定期テストなどは、「学力」を計測するための試験。


この区別が中学生だと、本当の意味で理解しているのは少ないかもしれない。
誰が何点とろうが、どこができなかろうが、採点側には何の考慮もないのである。
ただシビアに採点して、合否を決めるだけ。


字が乱暴や、薄い、小さいとかで判別ができない場合は、ほぼ100%不正解扱いされる。


いちいち個々の事情に考慮されることはない。公平性が損なわれるから。

学校のテストなら、採点者と解答者の顔がわかっているから、ある程度の融通は利いた。
その甘えのまま、受験を迎えてしまうと痛い目に遭う。

公立中学生で、中学受験未経験だと、人生で初めて世間の冷静な評価にさらされるのである。
たった1点の差で、天国と地獄が分かれる場合もあるのである。

そのシビアな面をどこまで伝えられるのか?
毎年課題だと思ってる