ゆっくり、ていねい、わかるまで?2015年07月09日 22:45

勉強において大事な点の一つ。

それはやはりスピード。

計算において特にそれが顕著だが、早くできる場合、大概答えも合っていることが多い。
その逆に遅い場合、間違っていることも多い。


スピードと成績というのは、比較的強い、正の相関関係があると言って良い。
ゆっくり性格というのは、思った以上にないと思った方が良い。

そもそも速いと言うことは、そこの単元をある程度頭に入れている証拠。
だから、わからないことがあっても、すぐに教科書などで調べられる。
どこに何が書いてあるか、おおむねわかっているからだ。

逆に遅い子は、調べるのも遅い。
簡単な単語の意味や語句の意味などは、自分で調べさせたいのだが、まずそこにたどり着くのが遅い。

あたりをつけられないので、はじめから探そうとする。
スピードがないので、集中力がやがてなくなり、もう何を調べているのかすらわからなくなる。

スピードがないので、量もこなせない。
遅いなら遅いなりに時間をかけてやれば良いのだが、得てしてその逆。
人並みの勉強時間しかないから、当然量もない。

中学生くらいだと、勉強量が成績に反映されやすいから、当然結果も・・・




さて、まだ仮説の域を出ていないが、ゆっくり教えることが、果たして生徒の成績向上につながるのか? 最近考えるようになった。

少し負荷がかかるくらいのスピードで教えて、その分繰り返した方が良いのではないか?



ゆっくりていねいわかるまで

それが通用するのは、他がある程度までは出来ているが、どうしてもわからない分野がある場合に通用するのであって、最初からこうせざるを得ない場合は、得てして勉強以前の話になりやすいので、ゆっくりやってもあまり効果がないのでは?

あくまでも仮説だが、そうも考えるようになった。

もちろん、雑にやることとは全く別の話だが、少しくらい負荷を感じるスピードの方が、結果的に生徒の反応が良いような・・・

ちなみに最近、中学生にも導入として100ます計算をしているが、やはり学力とスピードはおおむね比例していた。
これは見事だなと、個人的に思う。

夏休みを快適に過ごすコツ2015年07月18日 23:33

今日から3連休。
今年はいつもよりも少し早く今日から夏休み突入だ。

個々で夏休みを快適に過ごすコツを二つ。

1)宿題は7月中にめどつける

夏休みといえば学校の宿題。

生徒にも言っているが、夏休みの宿題は7月中には終わらせるつもりで。
例年8月に入ると、休み慣れというか、休みに飽きてくると言うか、どうしてもペースが落ちてきやすい。
7月中にある程度進めておかないと、たぶんその残りは、8月末に持ち越される可能性が高くなる。

今できなければ、ギリギリまで残るのは道理だ。


休み明けに宿題テストがあるのなら、よけい早めに終わらせておかないと、結果が残せない。



工作や自由研究などは別として、勉強ものは7月中にメドを。


2)勉強は午前中の涼しいうちに

昭和の子供たちは耳に覚えがあるはずです。

まあ、今はいきなり朝から暑いので、午前中が涼しいとは限りませんが。


これは涼しいからやると言うよりは、勉強みたいに頭を使うことは、朝のうちにやっておいた方が効率が良いと言うことでしょう。


休みだからと必要以上にダラダラせず、前倒しでドンドン行動しておいた方が良いと言うことですね。


言うは易く行うは難し

ですが、夏休みを快適に過ごすコツでした。


楽しい夏休みを!

優先順位の問題2015年07月26日 23:23

夏休みに入って1週間ほど。部活などが忙しくないと、なんとなくだらけモードになってくるのは事実。外は暑いし。

以前も書いたが、勉強は一日のうちで前倒しで消化しないと、やらなくなる可能性が高い。

朝はのんびり起きて、なんとなく午前中を過ごし、午後には出かけたりすると、たぶん夜に勉強することは難しくなる。

普段学校に行くのと同じくらいの時間に起きて、朝のうちに勉強をしておいた方が良い。

これを昭和の時代の子供は、「勉強は朝の涼しいうちに」と教わった。
平成の世は、いきなり朝から暑いので、涼しいうちにとはいかないが、前倒しで大事なことは済ませておきなさいということだと解釈し直す。

生徒たちを見ていても、なかなかこうはいかないことは百も承知だが、要は優先順位の問題。
たまに、暇がないから宿題できなかった、と言うのがいるが、中高生で、勉強以外に優先されることなど滅多にないはず。


誠に残念なことだが、勉強が生活の中で優先順位が低い、と言うことになる。

長時間やる必要はないが、ある程度意識して時間を作らないと、勉強などできない。
一日の予定の中で、まずは勉強時間を先に捻出。
その残った時間で遊ぶ。

優先が低い子は、これが逆になっている・・・
これを直すのは難しい
本人の自覚と、家族の協力。
ここが大事になってくる。

とにかく、逃げるな!2015年07月30日 22:25

語弊があることは承知だが、基本的に勉強は、「しなくてすむならそうしたい」、と言うのが本音だろう。

それに対して正論を吐く気はない。

そもそも勉強することは権利であって、義務ではない。
義務教育は、保護者にあるのであって、当人にはないのだ。


理性と本能の間での葛藤。

これが日々直面するリアルな現実である。


基本スタンスは変えない。
しかし一筋縄ではいかない。
三歩前進、二歩後退(三歩どころか時には四歩?(笑))が現状。

地道に向き合っていくしかない


時に残念に思うことがある。
それは、私に対して嘘をつくことである。
目先をごまかそうとすることである。

そんなことしても何の意味もないのにである。


目先をごまかして逃げ癖がつくと、かなりの確率でそのままで行くことになる。

高校入学くらいで辞めていく生徒もいる。高校行ったらリセットして頑張ると言い残す。

しかし、私の知る限り、この言葉の信頼性は低い。
大概は、時間の経過とともになあなあになっていく

そしてなあなあで卒業し、なあなあでその先の進路に進む。

もったいないなと思うが、私がどうにか出来る問題ではない


だからこそせめて、今来てもらっている生徒に言い続けるしかない。



やれば出来る のは事実だが、実はやるまでのハードルが予想以上に高いのだ。
だからこそ、彼らの身近で、時には耳の痛いことも言い続けなければならないのかもしれない。