やはり、学び続けねばあかんのよ2015年06月02日 14:18

しばらくサボっていた勉強を、明日からまた復活させることとした。

きっかけは、先日のこの先生の講演を聴いて。

ご高齢にもかかわらず、3時間以上も聴衆を引きつける話術。そしてその後の懇親会で気さくに聴衆に話しかけてくれる気遣い。

これだけの実績を残した人なのに、何一つ偉ぶったところがない。

そういう姿を見ていると、自分は何をしているんだろうって。

元々この先生の理論は、独立前から学んではいた。
しかしこの1年くらい、すっかりサボっていた。日頃の忙しさなどにかまけて。
でも、単なる甘えでしかないんだと、思い知らされましたね。


というわけで、ぼちぼちまた初心に返ります。

ところで人間、頭使うよりも体使う方が楽なんですよねえ、往々にして。
生徒だってそう。
黙々と一人勉強するより、みんなで体動かした方が、何かをやった気にはなる。

学校の部活で先生の負担が話題になっているが、根本的には部活で成果出した方が派手で目立つ。
達成感は大きい。
それがあるから簡単にはやめられない。

しかし一人一人の手元に残るのはどれだけか?


きちんとした戦略と戦術に基づいているなら、体動かすことは否定しません。
でもそこまで考えてやっているところなんてわずかでしょう。
ただやることだけが目的。せいぜい目先の試合に結果出そうとするだけ。
だから気合いと根性が横行する。
練習のための練習?

否定はしませんが、戦略なき気合いは困る。
(ミスして怒鳴られる雰囲気がいやだったので、私は部活を拒絶したが、それは余談)


部活を否定しない。過度な勉強礼賛はしない。

でもね、やはり最後は勉強したものが勝つんです。

うちの生徒たちは理屈の上ではわかっているんです。でも本能で受け入れがたいんですね。
その狭間で毎日揺れ動いています、彼らは。
そこに私の苦労もありますが、醍醐味でもあります。





閑話休題<(_ _)>

ちなみにこの先生の理論は、中小・零細企業において必須だと思います。知らずに経営など自殺行為であると言い切って良いと思います。
おっしゃられていることは実にシンプル。
シンプルゆえに、即効性がなく、また味気ないかもしれない。
だからこそ良いのだが、そこまでわかるには長い間続けるしかない。

「戦略15年 初心忘るべからず」\(__ )

丸投げの宿題2015年06月07日 19:38

まもなく近隣の公立中学生は、一学期唯一の定期テスト
そして恒例の、ワークの丸投げが始まる。もちろん宿題として。
要は、自分で解いて〇付けして提出。学力中以下にとっては非常に難易度が高い。
そもそもあれがスラスラできる学力なら、学校の授業などいらない気もする。

特に丸投げで学校の授業との乖離が激しいのが英語。
まともに文法など教わっていないのに、旧態依然のような、書き換えとか英訳とか空欄補充問題が目立つ。あまり工夫の見られないワーク。

英語の学力がついていないと言うことで、国全体で統一テストをやるとか言う話が出ているが。原因はいろいろあると思うが、ここでは詳しく触れない
しかし、英語嫌いというか英語の成績が伸びないというのは、案外身近なこういうところにも原因があるかも。

どちらにしても、提出しないわけにはいかないので一週間くらい前には終わらせてほしい。

ワークをやることがテスト勉強ではないのだと言うこと。そこからが本当のスタートなんだが、実際はやらされ感MAXで、終わらせる=テスト勉強 という意識はなかなかぬぐいきれない。

やるだけで労力をさかれるような宿題は、もう少しなんとかしてほしいのだが・・・

すぐ役立つことは、すぐ役立たなくなる2015年06月12日 11:25

今朝の朝日新聞天声人語にも載っていた、灘中学・高校で国語の教員をされていた、橋本武先生の言葉である。

今、テストの時期。

どうしても目先の結果がほしくなる。
少しでも点数を上げて自信をつけさせてあげたいという、きれい事ではあるが、それは偽らざる気持ち

しかし目的達成のために、何かをスポイルさせてはいけないと思うのだ。


いつまでも塾にいるわけではない。

将来的には自立しなければならない。

さあテスト前。
お膳立てしてもらうのが当たり前、だと思わせてはいけないと思うのだ。

定期テストで失敗するパターン2015年06月22日 22:30

一学期唯一の定期テスト結果がかえってきている。

普段教えている科目については、良くも悪くも、おおむね予想通りの点数である。
これだけは、ほぼぶれがない。

で、テストで失敗するパターンの一つが、


学校の課題のワークを直前までやっていない。


課題をやるのがテスト勉強ではなく、1週間くらい前までには終わらせて、あとは暗記物や、解き方の確認に費やすのが王道なのだが、直前まで残すという事は、テスト勉強に取り組む時期も遅いし、課題をやるだけなので、当然わかっているかどうかの確認もしていない。
暗記物も詰めが甘い。

まあ、そうなるだけの理由はある。


解いてて時間が足りなかったというのもよく聞くが、範囲がわかっている試験で、どんな問題が出るかだいたい予想されるテストで時間がないというのは、反復していないという事。理解までに至っていないという事。

中学生くらいまでの勉強で、成績悪い理由の大半は、勉強不足。

ある程度時間がかかる事なので、早めに取り組まねばならない。
ワークを直前まで残しているという事は、ほぼ時間不足と同義。

だから、当日点も容易に推測が可能。


こういう寂しい推測が当たるというのは、残念な事ではあるが、まだまだ中学生くらいで自分を律するというのは難しいのかもしれない。

生徒になかなかわかってもらえない事2015年06月30日 22:22

よく生徒には言うのだが、あまりわかってもらえない事が一つある。

それは、選択に迷ったら、


「一番厳しくなるだろうと思う道を行け」ということ。


受験の場合、今の学力で狙える一番高いところを目指すべきだと。
安易に妥協しない方が、結果として後々良くなるという事。


進学は環境を選ぶ事でもある。

当然厳しい道を選んだ方が、よりよい環境は選びやすい。

(もちろん受験に確実性はない。無謀に突き進むのではなく、滑り止めなどを考慮することは必要。まあ、そういうことは周りの大人と相談すれば良い。)


自分に合ったところに行く。

それも立派な答えだが、そもそも中学生くらいで、自分がわかっていることの方が少数派。
わからないのがほとんどなんだから、目の前の努力を惜しまない方が良い。


とはいえ、それを生徒に言ってもほとんど通じない(苦笑)



まだまだ自分を律するというのが難しい年齢。
気持ちはあっても、行動が伴わないのが普通。

しかし、その中で一歩を踏み出し、毎日少しでも良いからやり続けた人が、結果的に勝つと思う。
その一歩を踏み出し、少しでも良いから歩こうとするのか?
教育の目的は、その手助けに他ならない。


あ、感情的にあおることはしないから(笑)
自分がイヤなことはしません。