文武両道 その22014年04月23日 21:28

昨日の続き


しかし1日は24時間しかありません。睡眠と食事などの生活時間を除くとだいたい14時間ほど。
学校の時間を引いたら、後は部活とのトレードオフ。

部活自体を否定しません、是非やるべきだとは思いますが、毎日朝と夕方練習して、土日も試合とかでは、肝心な授業中も疲れて寝てしまい、文武両道などほとんどの子は無理です。

そもそも文武両道が成り立つのは、勉強と部活の切り替えの早い子、100人いたらたぶん数人くらい(いわゆる人間的強者)だろうと推測されます。

だから、大半の子は部活時間はできるだけ短めにしないと、勉強時間が削られます。付属校以外は、確実に受験勉強に影響します。

そもそも、スポーツや芸術活動で将来身を立てられる可能性は、あまりありません。
活動それ自体は良いと思いますが、どの程度関わるかは、よくよく考える必要があると思います。

3年の夏まで夢中になって、そこから放り出されて間に合うのか?

みんなと何かを作り上げることは楽しいとは思いますが、自分の将来を冷静に考える視点も、ある意味必要だと思います。

学校もたくさん課題を出すとか出さないとかではなく、確実に学習時間を確保できる方向に持って行くべきだと思いますが、文武両道の美名の元に、ほとんど放置されているのは、少し残念ですね。


少し厳しめですが、こういう美しい言葉の裏で戦略的に思考停止になっている状態は避けたいなと、個人的に思っています。子供たちには具体的に指示してあげないと。